トマールに立ち寄った後、エヴォラに向かいました。アレンテージョ地方の中心都市です。
旧市街はぐるっと城壁に囲まれています。世界遺産です。
エヴォラの町が近くなると、こんなのが見えてきました。
アクアダクト、日本語では水路橋?
ローマ時代のものかと思ったら、1532年建設だそうです。全長が18kmもあります。
町の中にも続いていて、建物の一部として利用されていたりしています。
こちらは城壁内にある本物のローマ時代の遺跡。ダイアナ神殿です。
旅も終わりに近づき、教会にも、凸凹の敷石にも、石の壁にも飽きてきていたので、エヴォラ観光は町をぶらつくだけに終わりました。
夜7時、お腹が空いてきたので、時間は早い(!)ですが、開いているレストランをググって探しました。
たどり着いてみると、外のテーブルで、シェフとオーナーがワインを飲んでくつろいでいました。
「まだ早い? 開いている?」と声をかけると「いいよ〜」とお店の中に案内されました。
前菜はとろけそうなイベリコハム。夫のメインはうずらのパイ包み、私のメインは、やっと巡り会えた日本で食べるのと同じ食感のタコの天ぷらでした。大満足!
デザートにコーヒーも飲み終えて、そろそろ帰るか〜と思っていたところに、新しいお客が入ってきました。
「空いている席がありますか?」と聞いてくる客に、オーナーが「どこから来たの?」
私たちの席のすぐ横でやりとりしているので、嫌でも耳に入ってきます。
「フランスからです。」という答えに、オーナーが「満席です。」とキッパリ。
「私達、もう終わりますから〜。」と声をかけると、オーナー、「そこは予約が入ってるから。」
嘘だ〜、そんな様子は全くなかったよぉ。どうやら、オーナーはフランス人が嫌いなようです。
日本人とカナダ人の組み合わせはOKなようです。
帰り際に、孫娘は日本が大好きなんだよー、会いたかったと思うよ〜と言ってくれました。
国の印象が良いってことは、良いことですね。
最終日の泊まりは、パルメラという町です。リスボンから近くて、ポサーダがあったので。
エヴォラに2泊しようとしていたのですが、イースターの休みと重なって、ホテルがどこも満室でした。
それが幸いして、コルク樫とオリーブの木の林を見ながらのドライブの末に着いたパルメラのポサーダは、とても居心地が良かったのでした。
元は修道院と城だったそうです。白い建物がホテルです。
中庭には藤が満開。
部屋の中です。バスルームのカラフルなタイルがいかにもポルトガル♪
午後の遅いフライトだったので、ゆっくりと午前中を過ごし(ポルトガルのホテルのチェックアウトは12時のことが多いのです。ゆっくり過ごせて助かりました。)、エアポートに向かいました。
ポルトガルよ、さようなら。楽しかったよ〜♪