マドリッド観光

マドリッド、とお~い昔に1度だけ来たことがあります。
もちろん記憶はおぼろ。
ダンナは初めて。

ところがふたりとも、あっちこっちに旅行し過ぎたせいか、観光熱心ではありません。 町をぶらぶら歩いて雰囲気を楽しみ、美味しいものが食べられれば、それで満足。 マドリッドはバルセロナなどと比べると、観光の見どころが少ない気がします。でも、のんびりと楽しめる町なので私達にはうってつけでした。

借りていたAirbnbのアパートのすぐ前にあったソフィア王妃美術館です。
着いた日、お掃除中で直ぐにアパートに入れなかったので、旅の疲れと寝不足でも~ろ~としながら少しだけ見学。ゲルニカを見ても、へ~で終わり。昔はもっと感激した覚えがあるのに。年を取ると感性も減少するのでしょうか(涙)

queen sofia art center

もちろんプラド美術館も2回行きました。
が、4年間通い続けたルーブルが美術館の基準になってしまっている為か、感動もそこそこ。もしや、やはり感性減少が原因?

こちらは王宮。
観光シーズンになると、入場するのに行列ができるそうですが、季節外れだったからか全く待たずに入れました。建物自体は18世紀のものだそうです。

royal palace

王宮よりも面白かったのはここ、セラルボ侯爵邸です。
建物は19世紀のもの。
大金持ちのセラルボ侯爵が集めに集めた収集品の数々、すごいです。
日本の甲冑もありました。

cerralbo museum

こちらはこれから良くなるだろうなと思った、将来有望な観光名所、マタデロです。 もと畜殺場だったところをアートギャラリーなどの文化施設に再利用。畜殺場などとは思えない立派な建物です。
お昼過ぎに行ったら、午後の5時まで閉館だよ~と言われてしまいました。 スペイン時間、どうにかならないでしょうか、、、

matadero

観光名所よりもず~っと気に入ったのが、メルカド(市場)・サンミゲル♪
昔は普通の市場だったそうですが、今では立ち食いのできる大きなバル兼市場です。
まずワインのお店に行って、グラスワインを買い、それを飲みながらぶらぶらと食べ物のお店を物色。

mercado san miguel

あれと、これと~と目移りしながら、食べたいものを買い、近くのテーブルを確保して、買い漁ってきた美味しいものを堪能します。
焼き鳥も売ってました。

mercado san miguel

なにせ、スペインはワインが安い!
これは近くのスーパーで見つけたセール品ですが、ひと瓶1ユーロですよ~。125円ぐらい?

wine

さすがに1ユーロワインは買いませんでしたが、気に入ったワインは2.5ユーロ(310円!)でした。大して違わないだろうって?うふ、ごもっとも。その値段で十分美味しいのです。
こちらで売っているスペインのワイン、元値はうんと安いのではと、カナダのワインの値段(高いのです)にちょっと憤慨です。

誕生日ランチ

今回の旅行のいちばんの目的はダンナの還暦祝いでした。
マドリッドの数あるレストランの中で、ダンナが選んだのはLa Cabra。
ミシュランの一つ星で、ネットでの評判は賛否両論、、、どんなレストランかドキドキでした。

感想を先に言ってしまうと、とっても良いレストランでした!
誕生日祝いなのですが、ランチを予約しました。
と言うのは、ランチの時間は午後2時から、ディナーは10時半からなのです。
スペインの食事時間の遅いのは有名です。
シエスタの習慣のあった時の名残かもしれません。
今は家と職場が離れている場合が多いので、お昼寝をしに家に帰れないので、スペイン人はたいてい睡眠不足なのだそうです。

誕生日ランチ、2時から初めて、食べ終わったのが6時でした。
ディナーだったら、10時半から夜中の2時半まで食べていたのでしょうか?
ちょっと怖い!

ランチの品数、誕生日のケーキを含めて、全部で15種類+プチフールでした。

birthday cake

シェフのお任せメニューとそれに合うワインのセットを注文しました。
何が出てくるかわからないので、そのワクワクも楽しかったです。

覚書代わりにご披露させてください。

まず最初に出てきたのがこれ。
左がマッシュルームとパルメザンチーズのショートブレッド。
右が黒いガーリックとウナギのミルフィーユ。
アクリルの台に乗せられて、まるで宝石のようです。

entree 1

左がジャガイモとサバの握り、、、最後にもらった英語のメニューに”Nigiri(握り)”とちゃんと書いてありました。
右がベーコンと蟹のサンドイッチ。

entree 2

カリッと焼いたサーモンの皮にタコが乗ったもの。

antree 3

揚げたエビ。可愛いです~。

antree 4

これ、ベイクドポテトのように見えますが、中にたぶんアーティチョークが詰まっていました。
他の材料と混じって、口の中で溶けてしまうので、アーティチョークの味はそれほどしなかったのですが、テーブルの横で炙って、バーナーで焦げ目をつけてくれる演出が嬉しくて◎。

entree 5

ここまでがアントレでした。
メインの最初はゆず風味の西洋ゴボウ、上に乗っている白い物体は牛乳を沸騰させてできた膜だそうで、日本料理の湯葉からの発想でしょうか。
ソースはトリュフです。うふ~♪

main 1

イカのサラダ。黒いお皿と白いソースがきれいです。

main 2

鮪の照り焼き(たぶん)。上に乗っている紫色の物体は何だったのでしょー。

main 3

タルボット(イシビラメ)のポシェ。グリーンピースのソースで。
美味しかったです♪

main 4

最初のアントレからここまでずっと白ワインでした。
最後でやっと赤ワインとお肉の登場。
鴨の胸肉、ルーバーブのソースで。

main 5

デザートの初めはゆずのアイスクリーム、ニンジン添え、ソースはコリアンダーです。
斬新な取り合わせ!

dessert 1

お誕生日ケーキを挟んで、次のデザートもアイスクリームでした。
一体何味だったのでしょう。。。ここまでくると記憶もおぼろ。
綿あめ好きには嬉しい一品♪

dessert 2

コーヒーとともにプチフールが色々。どれも美味しかったです。

dessert 3

日本の懐石料理を思わせる、少量づつ、絵になるようなお料理でした。
ゆずやたまり醤油など、日本料理の素材も使われていました。
普通の西洋料理に慣れていて、美味しい料理をがっつり食べたいような人には不評だろうな~と思います。
ダンナのお姉さんと旦那様も一緒にマドリッドに行ったので、4人での食事でした。
私とダンナはもとより、他のふたりも日本料理好きなので、全員で大満足でした。

La Cabra
Celle Francisco de Rajas, 2, 28010

ただいま~、時差ぼけてます

マドリッドとパリに行ってきました。

姫のことが心配だったので、12日間という短期間(え?日本の基準だと、これって短期間ではないですか?)の旅です。

2015_5_25hime

ところが、その話を聞いたオタワに住んでいた時のご近所さんが、姫の世話、留守番、大工仕事を申し出てくれました。本職は家具職人さんですが、大工仕事全般ができる大変重宝な人材です。
姫の赤ちゃんの時から知っているし、姫を2回も危機から救ってくれた人でもあります。
1回目は狭い柵の間に挟まったのを救助、2回目は長~いチューブに顔を突っ込んで取れなくなったのを助けてくれました。

オタワから来てくれるという話がまとまった時、もっと長い旅行にすればよかった~と内心思ったのは私です(笑)
姫は私達が旅立った日は自分のふたつのベッドをガシガシ掘って不満のはけ口にし、翌日に下痢になってしまったそうですが、1日で治り、心配した元ご近所さんにご飯を手から食べさせてもらうなどして、快適な甘やかされっ子生活を送っていたようです。

さて、旅行記です。
マドリッドもパリも泊まったのはホテルではなくてAirbnbです。
これって、日本でも一般的になってきているのでしょうか?
現地の人が貸し出してくれる宿泊施設です。家、アパート、一部屋など形態も色々。

マドリッドではダンナのお姉さん夫婦と一緒だったので2ベッドルームのアパートでした。
ゲルニカの展示で有名なソフィア王妃芸術センターのある広場に面した、至極便利な場所にありました。リビング、ダイニングにキッチンが付いていて、住んでいるように暮らせました。

マドリッドで最初に行ったのはここ~♪
エジプト!?

Templ de Debod

デボ神殿、マドリッドにある紀元前2世紀のエジプト遺跡です。
アスワン・ハイ・ダムを作った時のスペインの援助に感謝して贈られたものです。

スペインらしくない画像で始めてしまったので、スペインらしい建物も載せておきます。王宮の隣にあるアルムデナ大聖堂です。

madrid

時差ぼけしているので、今回はこの辺で。
私達も姫も元気です~♪

窓の外に

朝起きて、ふっとリビングの窓の外を見ると、

Oh deer

私達が苦労して平らにした場所で、くつろいでいるのでした。
ちょっと厚かましいぞ~。