東京=おもちゃ箱?

10月末から3週間ほど日本へ里帰りしていました。東京は思ったよりもずっと暑くてびっくりでした。最高気温が27℃ぐらいになった日も。世界的な異常気象のせいでしょうか。ともあれ、6ヶ月ぶりの東京は面白いことの詰まったおもちゃ箱のようでした。カナダの田舎に住んでいる身にとっては、ただのコンビニだって楽しいのです。実家の近くのスーパーで、和牛の陳列に驚いたり、

魚の種類の多さに感動したり。

和牛ってカナダでもブランドとして有名ですが、お値段もかなーりお高いのです。上の肉の値段も普通のお肉よりは高いのでしょうけれども、買ってみたステーキは文句なく美味でした。魚も、カナダでは種類が少ないので、ずらっと並ぶ新鮮な魚介類から目が離せなくなりました。

今回の遊びの目玉のひとつは豊洲に作られたteamLabプラネッツでした。ここは巨大な空間に作られたビジュアルアートです。入場すると靴と靴下を脱いで裸足になります。それで、作られた数々の部屋を巡っていきます。

光の洪水。色が変わります。

触ると色が変わる大きな風船。

ズボンを膝までたくし上げて、水の中を歩きます。水面にはたくさんの鯉が映し出されて、泳いでいます。

空から舞い落ちてくる花々。

AIが画像を作り出しているので、一つとして同じものはないのだそうです。

蘭の花に囲まれた空間も。
teamLabは「2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。」のだそうです。今年末で閉館になるはずが、好評だったので2027年まで延長になったそうです。来年2月には麻布台に新しいチームラボもできるそうで、楽しみです。

最後に、キッチンで保護色になっている大翔を。

夕食を待っています。キッチンにいると美味しいものがもらえるかもしれないと学習済みです(笑)私が留守の間は夫と一緒に男同士で楽しく暮らしていたようです。

セーリングの後はスパ

セーリングの後はフェリーに乗ってバンクーバー島に戻って1泊、それからスパ付きのホテルに2泊しました。スパ付きホテルは先住民部族所有のホテルで、少しだけ自然派な内装です。


目の前は遠浅の海。引き潮の時はどこまでもビーチが続きます。

1泊目は近くに住む友人宅に夕食にお邪魔し、2日目はスパへ。

スパは水着で入る暖かいプールのような感じで、日本の温泉の方が何十倍も良い!と思いました。
ここの売りはスパでリラックスした後に、バスローブのままでタパスの食事を堪能するというもの。
ちょっと変わってて良いんじゃない?と思ったのですが、

品数が2種類のデザートを合わせて14種類!
しかも、おかわり自由です。。。って、無理ですから。
デザート前でギブアップして、デザートは私は綿飴だけ、夫はチョコレートケーキだけもらいました。
おかわりする人いるのですか?とウェイトレスさんに聞いてみると、いるんですよ〜とのことでした。すごいわ。ちなみにメニューは下です。

今回も留守番はTrustedHouseSittersで応募してくれた人達にお世話になりました。
若くて明るいオーストラリア人カップルで、大翔のこともとても可愛がってくれて、毎日大翔の写真と動画を送ってくれました。

ありがと〜!

セーリング

ブログが復活しないまま、再び旅に出ていました。
ケローナから車でバンクーバーまで。義姉宅で1泊して、義姉夫婦と共にフェリーでバンクーバー島へ。そこから再び車を走らせ、またもやフェリーに乗って、着いたのがクアドラ島です。ここで1泊。
翌日迎えにきてくれたのがこのヨットです。

Beneteau社のセーリングヨット、40フィート(約12m)です。
これからデゾレーションサウンドと呼ばれるバンクーバーの北、太平洋岸の複雑に入り組むフィヨルド海域に出発です。夫と義兄はセーリングの基本を学んで、スキッパーの資格を取得するのが目的で、私と義姉はただの乗客です(笑)

4泊5日の旅で、そのうち1泊だけはシャワーとトイレがある船着場に泊まりましたが、後の3日は海に錨を下ろして停泊です。船酔いを心配していましたが、ほとんど風のない優雅な船旅になりました。

ヨットの操縦の練習には物足りないのですが、周りの景色を楽しむだけの乗客としては、大変よろしかったのでした。

海洋生物も多く生息していて、それを見物するためのツアーもたくさん出ています。
何が見れるか、見れないかはその時の運ですけれど。
幸いなことに、鯨、アシカ、シャチの姿を見ることができました。
アシカは海の中でクルクルまわって遊んでいました。
鯨やシャチのすぐ近くには寄らないようにという規制があるので、遠見ですが、義兄がシャチの動画を撮ってくれました。私達の話し声とか笑い声が入ってしまっているので音は消してあります。
シャチの姿を見れるのは珍しいそうなので、とてもラッキーでした。

ヨットでの食事はヨットの持ち主のインストラクター兼スキッパーが用意してくれました。
ほとんどがその人の奥様の手作りで、温めるだけで良いお料理。
それがなんと、毎日ヴィーガン料理。。。
朝食用のコーヒーに入れるミルクもオート麦のミルクで、夫はそれは断固拒否していました(笑)
味は良かったのですが、ほとんど毎日豆類が出てきました。しばらく豆類は見たくないかも。
健康には良いのかもしれませんが、海にいるので、せめて魚介類は食べたかったぁ。

ともあれ、楽しい5日間でした。

フリンジ・フェスティバルとタトゥ

やっとブログが復旧しましたー。大変でしたー。
プロバイダーが料金を値上げすると言うので、別のプロバイダーにお引越ししたのですが、うまくいかず、また元のプロバイダーに戻し、などとしている間に復旧しないまま再び旅に出てしまいました。お騒がせしました。
今回の旅はバンクーバー島でのヨットでのセーリングでした。
スコットランド旅行レポが終わっていないので、至急終わらせてから、セーリングレポを書きたいと思っています。

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エディンバラに戻る途中で立ち寄った町で見かけたパブの看板。
「犬、歓迎。。。お行儀の良い飼い主も」
スコットランドの人達、犬好きが多いらしく、色々なところで犬連れの人をたくさん見かけました。
好感が持てちゃいますね。

エディンバラでは友人宅に2泊させてもらいました。
その間に連れて行ってもらったのが、ディーン・ビレッジ。
市街地から近いのですが、街中とはまた違った風景が美しい地域です。

次の日に行ったのは、ダビンチコードで有名になったロスリン・チャペルです。
寂れた礼拝堂だったのが、この小説で一躍有名になって、観光客が押し寄せるようになったとか。

友人宅から市内のホテルへ移動。
ちょうどフリンジ・フェスティバルが開催中。演劇、ダンス&フィジカル・シアター、コメディ、音楽、ミュージカル&オペラ、子ども向けのショー、展示、お料理教室などのイベントが目白押しで、その数約3500以上、会場数が275にものぼるとか。

私達も、コメディ、演劇、ジャズコンサート、フラメンコなど合計12のショーを楽しみました。
上の写真は街中で見かけたポスターです。あちらこちらにポスターが貼ってあり、街頭では宣伝のビラを配る人たちがたくさんいました。町中がお祭り騒ぎ!
ショーだけではなくて、食べ物や飲み物の屋台もあちらこちらに出ていました。

下のは「原宿キッチン」の屋台。焼きそば”風”の麺とチキン唐揚げのお店でした。
麺好きとしては見逃せなかったのですが、お味はまあまあ。。。

味と言えば、、泊まっていた所の近くのネパール料理のお店がとても美味しかったので載せちゃいます。
滞在中に2回も行ってしまいました。

上のは前菜です。インド料理とは思えないぐらい(失礼!)盛り付けが綺麗でしょ?
特に左の「モモ」というネパールの餃子が最高でした。
お店のサイトを貼っておきます。
https://gurkhacafe.co.uk/

フリンジ・フェスティバルと同じぐらい楽しみにしていたのが、ミリタリー・タトゥです。
超人気の催しで、早く予約しないと席が取れないので、8月初めの催しを3月ぐらいに予約したのでした。

動画はこちら

大満足のスコットランドの旅でした。

セント・アンドリュース、その他

スペイサイドからエディンバラに行く途中。

これ、お城じゃなくて、以前は個人の邸宅、現在はホテルです。
ここだけはかなり適当に選んだので、外見は良いのですが、お部屋はイマイチでした。
周囲に何もないところにあるので、夕食はホテルのレストランで。
なんとこれがスコットランドで食べた食事の中でいちばん美味しかったのでした。

次の日の夕食はここで。
そうです。教会です。ここで食事?

古い教会を改装したシーフードレストランなのでした。
ステンドグラスもそのまま。

有名なゴルフコース、セント・アンドリュースにも行ってみました。
今のゴルフコースが18ホールなのはここから始まったそうです。

で、プレーしてみました。

と言っても、普通のコースは予約するのも大変とか。
私たちがプレーしたのはヒマラヤと呼ばれるパッティングのコースです。
しかも、18ホールコースはいっぱいで、9ホールのみ。
お子さん連れの家族がたくさん遊んでいました。
ちなみに、お値段、パターとボールを貸してくれて、一人1ポンド。
これで、「セント・アンドリュースでプレーした」ことになりますかねぇ。

上は可愛い海辺の町、ピッティンウィーム。
寒いのにアイスクリームを食べている人がいました。

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カラカラに乾燥しているのですが、庭にカエルが住み着いています。
ポーチに姿を現しました。
あまり活発には動かないのですが、たまに動くと大翔の興味をひいてしまって、突かれたり、噛もうとしたりされます。大翔も警戒しているのか、実際に噛み付くことはありませんでした。

スペイサイド

スカイ島からウィスキーの蒸留所が集まっているスペイサイドという地域に移動しました。
その前にやはり、ネス湖を見なければーでしょ?
夫は全く興味がないので、渋々付き合ってくれました。なので、見ただけ。

最初の予定ではインバネスに泊まろうかと思っていました。
スコットランド在住の友人に聞いたところ、Grantown-on-speyを勧められたので、そちらに。
行ってみてわかったのですが、インバネスはかなりな都会なのです。泊まらなくて正解でした。
予定を変更して泊まったのがここ。

古い家を改装した、素敵なB&Bでした。
朝食も素敵〜!

蒸溜所巡り。夫はシングルモルトウィスキーのファンなのですが、私はほとんど興味がありませんでした。
ですが、せっかく蒸留所に行ったのですから、試飲はせねば!でしょ?
にわかシングルモルト通になってしまったのでした(笑)

観光もしました。
エリザベス女王が愛したバルモラル城。毎年夏に避暑に訪れ、2ヶ月滞在するほどだったとか。
庭と広間ひと部屋だけが公開されています。

この周囲、本当に何もないのです。
静かな場所で、のびのび暮らせるのが良かったのかも。
こんな標識が立っていました。リスが横断するので注意ですって?

カナダでも野生動物が横断する場所に注意の標識がありますが、リス!?
後でスコットランド人の友人に聞いたところ、赤リスが外来種の灰色リスに押されて絶滅の危機にあるそうなのです。この標識は赤リス保護の為にあるのです。

下のお城はブレア城。ブレア・アソールという場所にあります。Murray一族の長の居城で、18世紀初めには貴族としての最高位の公爵に叙せられました。

歴代のコレクションが展示されていて、かなり見ごたえがあります。
下のは角の廊下。スコットランドでは鹿の天敵がいないので、増えすぎて困ることがあるそうです。
その為に狩は欠かせないのだとか。無駄に角をコレクションしていたわけではなさそうです。

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今日の大翔

ご近所さんのワイナリーの門の前で座り込み、ならぬ寝そべり込み。
ワイン畑で働くご近所さんを見つけてしまい、遊びに行きたくて仕方がないのです。
仕事の邪魔になるのでダメだよー。

アイル・オブ・スカイ

オーバンから「翼のある島」という意味のスカイ島へ車を走らせます。
途中で立ち寄ったのが、ここ、小さな島の上に建つアイリーンドナン城です。
スコットランドで一番写真に撮られている城なのだそうです。

13世紀に建てられて、18世紀半ばに破壊され、再建されたのは1919年。
古びて見えますが、それほど古い城ではありません。

スカイ島は風光明媚な場所で、観光客も多く、シーズンにはホテルどころか、レストランの予約も取りにくくなってしまう島です。ホテルはキッチン付きの場所を5カ月前ぐらいに予約しました。
下はダンヴェガン城です。800年に渡ってMacLeod一族の長の居城でした。13世紀に建てられて、増改築を続け、19世紀になってから中世風に大改築されたのだとか。

島の西端にあるネイストポイント。この先に有名な灯台があるのですが、雨風が強くて、行くのを断念しました。その天気の中でも歩いていく人々がたくさんいました。観光客魂!

こちらは島の断崖を海に向かって落ちる滝です。

スカイ島に限らず、スコットランドでは羊があちらこちらで放牧されていました。

スカイ島で一番古いウィスキーの蒸留所、タリスカーです。
この旅行中、色々な蒸留所に立ち寄ったので、味がどうだったかはあまり覚えていないのですが、綺麗なバーがありました。

それよりもこの近くで牡蠣が食べられる小屋の方が印象的でした。
人手不足と観光客の多さから、提供されるのは生牡蠣のみ。

大きくて、ジューシーで美味。ひとつ1ポンド。。。150円ぐらいの感覚でしょうか。
やはり観光よりも食べ歩きの方が勝ってしまうのでした。

ポートリーという可愛い街の港です。絵になりますねー。

オーバン

スコットランド旅行で楽しみだった事の一つが、ハリー・ポッターに登場するホグワーツ特急のモデルになった蒸気機関車、ジャコバイト号に乗る事でした。2月に予約して、やっとその日が来るという2日前に、なんと。。。キャンセルになってしまいました。安全上の理由で運行が取り止めになってしまったのでした。
ジャコバイト号がその上を走る有名な高架橋だけ見に行きました。うっく。
ちなみに、最近また運行するようなったようです。ひどいわ。

汽車に乗れないので、その代わりにどこに行きましょう?
急遽考えついたのが、ここでした。

オーバンという町です。
ウィスキーの蒸留所が町中にあります。最初に蒸留所があって、そのおかげで町が発展したらしく、ウィスキーの名前がそのまま町の名前になっています。
蒸留所の見学ツアーに参加しました。何種類ものウィスキーの試飲付き。
私のウィスキー通度も上がってきたかも。

美味しい話はこれだけではありません。
旅行者がつめかけて、大行列のできているここ。シーフードの屋台です。

新鮮なシーフードが格安で食べられると大人気です。
頑張って並んでゲット。ムール貝、牡蠣、帆立貝です。うふふ。

蒸気機関車には乗り損ねましたが、代わりに美味しいものを飲み食いして、満足な滞在だったのでした。

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おかげさまで火事はほとんど鎮火したようです。
煙が充満していましたが、それも徐々に薄くなってきています。
避難準備も解除できそうです。
大翔も笑顔です♪

バレル美術館と不思議な場所

グラスゴーで必見なのがバレル美術館です。
郊外にありますが、電車で行けます。駅からは送迎のバスが出ています。

海運業で莫大な財産を築いたバレルさんが集めた膨大な数の美術品が展示されています。
大金持ちのコレクター、すごい!
展示の仕方も楽しくて、展示の説明の動画パネルがあったり、壁の一部が時間によって透けるようになっていて、倉庫の一部が見れるような場所もありました。展示されているのが全てではないってことですね。

グラスゴーで3泊した後に車を借りました。まずやってきたのがここです。
巨大なケルピー。

ケルピーというのは水辺に棲む伝説上の生き物で、馬の形をとることが多いのだそうです。
油断している人を背中に乗せ、そのまま水の中に引き込んで溺死させてしまうのだとか。
ネッシーもケルピーだという話もあります。
この像はフォース・クライド運河の河口にある公園にあります。なぜこんなところにこんなものを作ったのでしょうねぇ。

この近くにもう一つ有名な場所があります。ファルカーク・ホイールという回転式のボートリフトです。
二つの運河を繋いでいて、高さは8階建てのビルに相当するのだとか。

「液体に浸かった物体にはそれが押し除けたのた液体の重量に等しい浮力がかかる」というアルキメデスの原理を利用しているのだそうです。機械系が好きな人(夫とか。。。)には嬉しい物なのだと思いますが、好きじゃない人(私!)には「ふ〜ん」の場所でした(笑)

無事です、と、グラスゴー

湖の対岸の山火事がこちら側にも広がってきてしまっています。
下の写真は友人が撮影した対岸の火事です。
湖を越えては来ないだろうと思っていたのですが、この日は風が強く、あっという間にこちら側にも燃え移ってしまいました。

この友人宅は湖のすぐ近くにあるので、現在は避難命令が出ていて、別の場所に避難しています。
我が家がある地域は幸いにもまだ避難地区には入っていません。
一応避難の準備はしてあるのですが、今日は風もおさまって、火事の拡大は防げているようです。
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さて、スコットランドレポの続きです。
エディンバラから電車で40分、グラスゴーに着きました。
駅構内。左下の建物はシャンペンバーです。オシャレ〜。

ここでの泊まりもやはりアパート風ホテルです。右の白い建物がそれ。

グラスゴーは18世紀ごろから商業で栄え、今でもスコットランドの経済の中心地です。
裕福な商人達が芸術を保護した為か、美術館や博物館が多いのです。

下の写真は左から現代美術館、ケルビングローブ美術館、交通博物館です。

現代美術館の建物の前の騎馬の銅像の上に、工事中の時に使う三角コーンが載っています。なぜに?
初めは誰かがイタズラで乗せて、当局の人が降ろして、ということを繰り返していたそうですが、今では名物にもなってしまっているそうです。美術館の売店でも三角コーンのぬいぐるみが売られていました。

ケルビングローブ美術館ではダリの「十字架の聖ヨハネのキリスト」が展示されていました。
来年まで故郷のスペインに貸し出される為、この日が最後の展示日でした。ラッキー!

この美術館に行った後に遅いランチを食べたのですが、その時のウェイターさんから教えてもらったスコッチウィスキーの飲み比べができるPot Stillというパブに行ってみました。

何種類ものウィスキーのボトルが圧巻。
夫は元から好きなのですが、私もシングルモルトウィスキー通になれそうな予感(笑)