ふたたびポートアルバニー

2日間の滞在の後、バムフィールドを後にしました。
フェリーは毎日運航していないのです。これに乗り遅れると、次はまた2日後です。

無事に再びポートアルバニーへ。
船着き場までMosshavenさんとご主人が迎えに来てくれていました。
なんて、至れり尽くせりの好待遇なのでしょう。感謝、感謝です。
そして、「5分で支度して、出発だよ~」と、拉致(!)されたのが、湖畔の素敵なお宅でした。
息子さんの家に家族が集まっての夕食にご招待いただいたのでした。

ところがです、この素敵なお家の写真がほとんどないのです。
あるのはお料理の写真ばかり。
だって、おいしそうなお料理が次々と出てくるのです。つい、目がいってしまいますよねー。

写真を見ているだけで、もう1度食べたくなります。
メインはパエリア、お料理担当のMosshavenさんのお嬢さんとお友達ふたりがベジタリアンなので、ベジタリアンバージョンもありました。

かろうじてあったお料理以外の写真。
左から、ご主人、ご主人の妹さん、お孫さんです。
お孫さんのコーナーくんはHalf Moon Runというバンドのメンバーで、カナダはもちろん、ヨーロッパやオーストラリアなど、世界中で公演しているアーティストなのです。
こっそりとMosshavenさんにお土産を手渡している場面を見てしまいました。
こんなに優しくてカッコいい孫なら持ってみたいかもー♪

総勢12人の賑やかディナーでした。
でも、皆さん普段はもっと賑やかなのだとか。
私達に遠慮して、控えめにして下さっていたそうなのです。
次回は喧々諤々のおしゃべりに参加希望です!

バムフィールドで

旅レポの続きです。
バムフィールドの町は入り江にまたがって、西と東に分かれています。
フェリーが最初に着いたのは西側で、ここには他の町へ行く道路が通っていません。
友人宅があるのはこちら側。
隣町へ行くには、フェリーを利用するか、ボートで東側まで行く必要があります。
不便と言えば、不便なのですが、そんな不便さも町の魅力のひとつかな~と思います。
海辺にそって延々と木製の遊歩道が続いています。

着いた日は遊歩道を含めた近所を散策、そして次の日はボートで東側に渡って、

先住民の住居跡を訪ねるハイキングツアーに参加しました。
ツアーを始める前に、クーガーが徘徊しているという情報が来て、襲われる危険を考えて、ツアーが取り消しになりそうだったのですが、普通よりも短いツアーならということで、連れて行ってもらえました。

高い木々が密生する森を抜けると住居跡がありました。
住居跡は7、8カ所に分かれていました。5千年ぐらいの間、ここに人々が暮らしていたのだそうです。

こちらは柱と梁の跡。

住居跡の目の前にはこんなきれいな入り江がありました。

Huu-ay-ahtというのが部族の名前です。
“Ancient Sprit, Modern Mind(伝統を重んじる心と進取の気性)”と言うのがこの部族のモットーです。

延々と政府と土地の所有権で争っている先住民部族も多い中、この部族は近年になって政府と和解し、その和解金で、ホテルなどの施設を買収し、部族の為だけではなく地域に貢献して、相互の発展を図ろうとしているのだそうです。こういう部族が増えてくれて、カナダの先住民問題がより良い方向に向かうとよいのですが。

案内してくれたのはそんな素敵な部族のチーフの息子さんでした。
綺麗な入り江で歌も披露してくれました。

こちらは部族の本部。
日曜日で閉まっていて、外側だけです。
大きな木をそのまま使った建物は圧巻でした。

こちらは次の日に行ったパチナ湾(Pachena Bay)。West Coast Trailという長く(75km)険しいハイキングコースにあります、、、と言っても初めの地点にあるので、私達が険しい道をハイキングしたのではありません(笑)

思いっきり深呼吸したくなるような場所でしょう?

ふたたびふなたび

次の目的地はバムフィールド(Bamfield)という町です。
車でも行けるのですが、道路が舗装されていず、ガタガタボコボコ道だそうなので、船を使うことにしました。ポートアルバニーから海の入り江を航行します。

Mosshavenさんとご主人にフェリーの船着き場まで送っていただきました。
しばしの別れを惜しんだ後、のんびりと船の旅を楽しみました。

この船、人だけではなく、荷物も配達するのです。
小舟で荷物を受け取りに来ました。

水に浮かぶ郵便局に郵便も届けます。

途中で下船する人々もあります。
この人達、一体どうやって岸までたどり着くのでしょう?丸木を渡るのは無理がありそうだし、と内心心配していたら、しばらくして小舟が迎えにきました。

途中で鯨も見れました。
Humpback Whale、日本ではザトウクジラと呼ばれている種類です。
体長が12-16メートルあるそうです。
遠くのほうで、何度か潮を吹いているのが見え、最後には尻尾を見せてくれました。
本物の鯨を見たのは初めてで、感激でした。

そうこうしているうちに、4時間半の船旅の目的地、バムフィールドが見えてきました。

2日間お世話になった友人夫妻のお宅は船着き場のすぐ近くで、家の窓から船着き場が見える至極便利な場所にありました。

バンクーバー島上陸!

バンクーバーの義姉宅で一泊させてもらった翌朝、フェリーでバンクーバー島に渡りました。
義姉の家はフェリーの乗り場に近いので、至極便利です。
ちょっとした船旅気分を味わっている間に、フェリーはナナイモに着きました。

ナナイモの町を少々散策。
可愛いお茶屋さん。
柴犬のティーカップを探したのですが、ありませんでした。
カナダで柴犬グッズを見つけようというのに、無理があるのかも?

こちらは七色の横断歩道。
人種や宗教の違いを越えて、すべての人が平和に暮らせるようにという願いが込められているとか。
あちらこちらの町にあるそうです。
知りませんでしたが、ここケローナにもあるのだそうです。

町の博物館にも行ってみました。
町の歴史や産業などの展示の中に、これを見つけてしまいました。
「”究極の”ナナイモバー」のレシピです。
(著作権とかありませんように。。。)
カナダでは知らない人はいないぐらい有名なデザートです。
もちろん、ナナイモが発祥の地です。
以前に1度作ったことがあるのですが、ものすごく甘くて、げんなりしてしまいました。
この究極レシピでもう1度作ってみようかな~。

ナナイモ散策後、途中でお昼を食べてから、今回のメインイベント(!!)のひとつ、ポートアルバニーに向かいました。
10年以上前からお互いのブログを行き来して、仲良くさせていただいているMosshavenさんのお宅です。
お付き合いは長いのですが、全く面識はないのにもかかわらず、泊らせていただいてしまうという厚かましさ。
日本だったら考えられないかもしれませんねぇ(って自分で言うなって?)。

Mosshavenさんとご主人、素敵なカップルでした。
やはりブログって人柄が現れますよねー。ブログが素敵な方はご自身も素敵!
そして、ブログを拝見していて、植木がお好きなのは知っていたのですが、想像以上でした。見事なお庭にうっとりでした。

あ、言い忘れましたがMosshavenさんは日本人女性で、ご主人はカナダ人です。

ご主人の運転で町を案内していただいて、地元のマーケットものぞいた後、夕食は地ビールを製造しているパブへ。サンプルビール4種類がどど~んと運ばれてきて、その後次々とお料理が。どれもこれも美味しくて、幸せ~♪

こうしてバンクーバーの第一夜、「Mosshavenさんにお会いする」イベントは楽しく過ぎて行ったのでした。

バンクーバー島へ

バンクーバー島に遊びに行っていました。
10年以上振りです。
バンクーバーからのフェリー、昔に比べて、ずいぶん綺麗になっていました。

素敵な方々にお会いして、
綺麗な海を堪能し。

太古の森でたくさん深呼吸してきました。

詳細は後ほど。
とりあえず、ただいま~まで。

バンクーバーへ

遊びに行ってきました。
3日間の短い滞在で、かなり忙しい毎日でした。

着いた日の夜はリヤドにいた時の友人夫妻に会いに行ってきました。
このふたり、今年の春にバンクーバーに引っ越してきたばかりです。
旦那さんは親の代からのホテルマンで、10歳から20歳までずっとホテル住まいだったというホテルの強者です。リヤドでも1,2を争うホテルの支配人だったのですが、その後アジアのホテル支配人を経て、今年からバンクーバーの有名ホテルチェーンの総支配人になりました。

会ったのはもちろんそのホテルのメインダイニング。
総支配人からメニューの説明をしてもらうという贅沢なお食事。

次の日は以前から行ってみてかった日本人経営の美容院へ。
カナダ人美容師よりも良いのでは?と思ったのですが、それほど変わらないかもしれないなーという結果でした。

その夜は立食パーティでした。
知り合いの駐日カナダ大使だった人が、旭日重光章というのを受勲しました。
勲章などというものには縁遠いので、読み方も知りませんでした。
「きょくじつ じゅうこうしょう」と読みます。ご存知でしたか?
そのお祝いのパーティが日本領事官邸であるというので、どんな官邸なんでしょ~という興味もあって出席。
バンクーバーの一等地にある素敵なお宅でした。

生憎の雨で、ガーデンパーティのはずが室内でのレセプションでした。
もうダンナの仕事は関係ないので、はっきり書いてしまうと、お料理はちょっとがっかりな内容でした。
でも、日本の税金ですから、贅沢をしていないのは良いことなのかもしれませんね。
駐日カナダ大使館関係の出席者が多く、しばらく会っていなかった懐かしい人々に会えて、楽しいひと時でした。

パーティの様子は写真がないので、次の日に行ったバンクーバの町中写真を。
ローマのコロシアムのようなこの建物。図書館だそうです。

こちらは義姉のお勧め靴屋、カナダ人の靴デザイナー、John Fluevogの店です。
遊び心のある靴がたくさんあります。
が、ケローナの田舎町ではおしゃれな靴は必要ないので、見ているだけでした(笑)

この日の夜も夕食にお呼ばれで、お呼ばれ続きの3日間は美味しく過ぎて行ったのでした。

旅の終りに

オレゴンコースト、最後の夜はキッチン付のホテルに泊まりました。
もちろん海が目の前です。
遠くに小さくサーファーが見えます。
波はそれほど高くなく、気温も高くないのですけれど、頑張るサーファーがたくさんいました。

キッチン付のホテルにした理由がこれです。
名物、ダンジネスクラブ(Dungeness Crab)♪
食べたかったので、海岸線を旅する間中ずっと、レストランのメニューにないか探したのですが、見つかりませんでした。
そこで、それなら買ってきて食べようということになりました。
と言っても、茹でてあるのを買ってきて、適当に折って、お皿に載せただけです(汗)

お魚屋さんが食べやすいようにきれいにする?と聞いてくれましたが、断固拒否。
カニ味噌も食べたいじゃありませんか~。

ダンジネスクラブは見つからなかったのですが、この日まで3日間ぐらいずっとシーフードを食べ続けていました。どの料理もソースを使っていて、しかも、使い過ぎでした。
新鮮なシーフードはあっさりレモンでしょ~。
念願かなって、レモンのみ。
ところがレモンもいらないぐらい美味しかったのでした。うふうふ。

オレゴンの海岸を堪能して、翌日はシアトルの交通渋滞を耐え忍んで、カナダに戻りました。
評判の高いオレゴンの海岸、実を言うと私達の間では評判倒れでした。
海岸沿いの道路もずーっと海が見えるのではないのです。見える所と見えない所が半々ぐらい。
東北の海岸線をこよなく愛するダンナ曰く、「日本の海岸線のほうがもっときれいだ~」。
あの美しい三陸海岸は今はどうなっているのでしょう?
立ち入り禁止の場所もまだあるのでしょうね。

カナダではアボッツフォードという町に泊まりました。
FBフレンドではあるものの、実際には30年ぐらい振りで再会したの友人宅に厚かましくも1泊お世話になりました。そこで私が腹痛・発熱、、、長旅のせいか、食べ過ぎのせいか、、、。ナサケナイ。

オレゴンで寄り道

ケローナを立ってから9日目、オレゴンの海岸線を北上しました。
この日の泊りが、シーサイド(Seaside)でした。前回の間違いを謹んで訂正いたします。

そこに行きつく前に、ダンナがどうしても行きたかったのがここです。
ティラムック(Tillamook)という町にある航空博物館です。

展示はまあまあなのですが、格納庫自体がすごいのです。
第二次世界大戦中に作られたのですが、武器用の金属を節約するために、すべて木造です。
しかも、飛行船を格納するために作られたので、内部に支柱がありません。
この手の木造建築では世界最大なのだそうです。飛行船が8隻格納できたそうです。

ティラムックはチーズでも有名です。
工場に隣接する展示場兼店舗で、しっかり味見をして、しっかり買い物もしたのですが、両方に忙しかったらしく、全く画像がありません。

その後、今度は私の希望で向かったのがこちらです。
砂利の山?

ではありません~♪

パシフィック・オイスター・カンパニー(Pacific Oyster Company)。
工場に隣接してレストランがあります。
上の山は牡蠣殻なのでした。

レストランからカキの殻を剥く作業が見学できました。
作業員はメキシコからの出稼ぎの人が多いようです。
トランプさんの移民排斥政策、迷惑する産業もあるのでは?と思います。

牡蠣だけでなく、他のシーフードも。
これはダンナが注文したもの。浅利でしょうか?ハマグリでしょうか?
英語だとどっちもクラムで、種類がわかりません。
ちなみにクラムチャウダーも美味しかったのでした。

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幻となったレッドウッドの森

長々と引きずっている旅レポの続きです。
レノを立って、レッドウッド国立公園を目指しました。
そびえたつ巨大なレッドウッドの森です。わくわく。

4月17日、レノから西に進み、海岸線へ到達する手前、カリフォルニア州ユーカイア(Ukiah)という町で泊りました。単に中継地点なだけなので、特に写真もありません。
次の日にはそこから101号線を走り、レッドウッドにお目にかかるはずでした。

ところが、

折からの天候不順で、崖崩れがあり、回り道が全くない箇所で道路が閉鎖されていたのでした。
ナンテコト!!
北に行くには来た道を後戻りして、大きく迂回するしかありません。
文句を言っても仕方がないし、しおしおと逆戻りです。

気分が塞ぐので、可愛い大輔&姫の写真でも挿入してしまいます。

お昼に観光案内所で「バスク料理」のレストランと聞いて、期待を込めて行ってみたら、こんなのでした。

どこがバスク?典型的なアメリカンなメニューでした。ポテト、こんなにいらないのですけど~。

この日の泊りはオレゴン州ローズバーグ(Roseburg)。きれいな名前の町ですが、特に何があるわけでもなく、適当に決めたホテルはこの旅で唯一ハズレ。しかも、7時間のドライブの後で疲れていたので、テキトーに入ってみたレストランもハズレという悲しい1日でした。

次の日、レッドウッドを見に行っていると時間が足りなくなりそうなので、泣く泣く次回に見送ることにして、一路オレゴンの海岸を目指しました。

2時間ほど走って、やっと海が見えました。感涙でした。
この日の泊りはその名もシーサイド(Seaside)という、そのまんまの町。
(5月23日、訂正!!この日の泊りはリンカーンシティ(Lincoin City)でした。比較的大きめの町で、海辺にたくさんホテルが立ち並んでいました)
海が目の前に見えるきれいなホテルで、夕日を見ながらやっとくつろぎタイム。

潮騒の音を聞きながら、ああ、ここでず~っと海を見ながら暮らしたいと思ってしまいました。
丘の上も良いけど、海も良いですね~♪

リノ到着

3日目、オレゴン州ベンドから、最終目的地のネバダ州リノまでは車で約7時間の道のりです。
ドライブしてばかりの旅もつまらないので、この日は観光しながらゆっくり旅をすることにしました。

ベンド郊外にあるHigh Desert Museum (ハイ・デザート、高地にある砂漠の博物館)、とても評判が良いので、行ってみることにしました。自然博物館って面白いのか?と半信半疑。

とても楽しめました。
砂漠の動植物の他、居住民の歴史の展示などもあり、外には開拓時代の家や作業場などの建物も作られていたりと盛りだくさんでした。
ここでお昼過ぎまでいたので、この日はベンドの観光案内の人達が「今の時期は別に何も見るところがないよー」と酷評していたKlamath Falls(クラマスフォールズ)で泊りました。
本当に特に何もない所でした。
湖のほとりなので夏になると良い場所なのかもしれません。
この日はほんの3時間ぐらいのドライブでした。

4日目はリノに向けてのドライブです。
4時間半ぐらいの所要時間なので、軽い、軽い~と思っていたら、

なんと道の両側、雪景色です。
綺麗ですが、寒いぞー。

4時間半ほどでリノに到着。無事にダンナの母の家に落ち着きました。
お義母さんと会えたことはもちろん嬉しかったのですが、 リノ滞在中の目玉は何といってもこれでした(お義母さん、すみません。汗汗)。

カジノのレストランでのお寿司食べ放題です。
リノはラスベガスに比べるとず~っと規模は小さいですが、カジノの町です。
客寄せの為、どのカジノのレストランの料金も格安です。

でも、カジノのレストランのお寿司なんて、質は期待できないでしょ~、しかも食べ放題ですよ、みなさん。
それでも寿司を注文するのは、どういうこと?と我ながら、呆れた思いで、でもダンナ共々、注文してしまったのでした。
そして、これが感動的に美味しかったのでした。
食べ放題って、食べる量を抑えるために、ご飯が多めだったりするではないですか?
ここのはそんなこともなく、ネタも新鮮!
リノへのドライブは遠かったけれども、報われました~♪

そして、デザートがこれまた、すごい~。

これ、ひとり分です。
私達はお寿司でお腹がいっぱいだったので、お義母さんだけがデザートを注文したのでした。
ひとくちいただきましたが、こちらも美味でした。カジノ万歳!
。。。このあと、せっかくですから~とスロットに挑戦して、あえなく撃沈していたのは私達です(笑)