日本滞在中にお江戸にもタイムスリップしてきました。
夕暮れ時に、季節の野菜を売っている八百屋さんの前を通って、
船宿で一休みしてから、渡し船で向こう岸に渡してもらい、
友人宅を訪ねて一緒にお月見。
なんてね。
ここ、深川江戸資料館です。
約170年ほど前の江戸深川の町並みを細かいところまで気を使って、再現してあります。
八百屋さんの野菜など、季節ごとに替えているそうです。
家の中にあがりこんで、生活用具を触ったりもできます。
この後に江戸東京博物館に行こうとしたのですが、改修工事の為来年の3月いっぱいまで休業中(><)
両国駅の張り紙で休業を知って、さあどうしましょう。。。
そうだ、北斎に行こう~。
折しも、大英博物館の北斎展で、世界的に再び注目を浴びているところです。
すみだ北斎美術館、葛飾北斎の生誕の地に建っています。
建物自体も凝っていて、北斎さんも喜んでいられるのではないかと思います。
丁度「大ダルマ制作200年記念 パフォーマー☆北斎 ~江戸と名古屋を駆ける~」という特別展をやっていました。
「天我をして五年の命を保たしめば 真正の画工となるを得(う)べし」(天があと5年間、命を保つことを私に許されたなら、必ずやまさに本物の画工になり得たであろう)と90才で死を目前にして書き残したという驚異の画家、かなり変人でもあったようですが、その作品にはただただ感動するばかりです。
下町散策、長くなりそうなので次に続きます。
4 comments
シオンさん、こんばんわ!
深川江戸資料館はまだ行ったことがありません。
日本人より外国人の方に人気があるかも知れませんね!
シオンさんも外国暮らしが長いので、日本のこんな資料館が
懐かしく郷愁を感じるのでしょうね!
でも日本の浮世絵は本当に素晴らしいと思います。
私もいつもは気が付かないのですが・・・
エルミタージュ美術館に行った時、有名な世界中の画家の
画を見た後で、特別室に日本の浮世絵が暗い空間に
ライトアップされて展示してあったのを見て
どんな西洋画よりも美しいと思いました!
あの無駄な線のない侘び寂の世界は日本人のこころの
奥にある美学なのだと思います。
日本人であることに誇りを感じた瞬間でもありました。
深川江戸資料館、外国人はほとんど見当たりませんでした。
お江戸が好きなのは日本人です。
展示場所はそれほど大きくないのですが、楽しめます。
是非、行ってみて下さい。
浮世絵は外国で評価が高くなって、それで国内でも見直された感がありますが、北斎ぐらいの巨匠になると、外国の評価にかかわらず国内でもず~っと人気だったのでしょうか?
エルミタージュにも浮世絵があるのですね。
国外の美術館で浮世絵に出会うと、なんだか知り合いに再開したような気持ちになって嬉しくなりますねー。
深川、といえばお江戸の雰囲気がイメージされるほど、当時はさぞにぎわった界隈、タイムスリップするならこんなところへ行ってみたいと思います。 生活の不自由さや困難があったでしょうに 何とも魅力的な時代、最近は としのせい(ですね 完全に) 時代物に ひかれます。
北斎の情熱とパワーは 彼の稀な才能に勝るとも劣らない、本当に傑出したアーテイスト、驚かされることばかりですね。 シオンさんも 東京の新しい名所を素早く選んでパワフルに行動、さすが、です。
今回の旅ですっかり下町ファンになってしまいました。
この辺り一帯、下町の雰囲気を残そうという地域の努力が感じられて、とても嬉しくなりました。
創作への情熱を燃やし続けた北斎はたくさんの絵や版画を残しましたが、人をあっと驚かせることも好きだったらしく、この展示会のメインは北斎が地面に描いた大きなだるま絵(もちろん残念ながら実物は残っていません)でした。