ポルトガルに出発する数日前に、オビドスの宿泊先に予定しているホテルからメールが来ました。
「チョコレートフェスティバルの期間なので、城壁内には駐車できません。なるべく荷物を軽くして、チェックインしてください」
え?
今更旅程を変えられないので、チョコフェス真っ最中のオビドスへ。
どう考えても一方通行でしょーという狭さの対面通行の道を通って、城壁に到着しました。
城壁のすぐ外に駐車スペースがあったので、そこに車を停め、2泊するのに必要なものだけを入れたスーツケースを引きずって、ホテルへ。
ホテルはポサーダ・カステロ・オビドスです。ポサーダというのはポルトガル政府が管理していた歴史的な建物を改修したホテルのこと。ここは15世紀の城でした。城というよりも城塞です。
数あるポサーダの中でも人気のホテルなのだそうですが、この旅で泊まった4ヶ所のポサーダの中で私的には一番点数が低かったかも。昔の雰囲気をそのまま残しておく趣旨なのか、なんとなく寒々しいように感じました。
そういう雰囲気が良いっていうことなのかもしれませんけれど。
で、寒々しいホテルとは打って変わって、町中はフェスティバルを楽しむ人たちで溢れかえっていました。
下の写真は城壁の上から見下ろしたもの。
人が多過ぎ!しかも、人気のお店の前は長蛇の行列です。
銀座の歩行者天国や渋谷交差点の人混みに比べたら、これぐらいの人出はどうっていうことはないのかもしれませんけれど。普段の人口は800人ほどなのだそうです。
オビドスは「谷間の真珠」と称えられ、13世紀の終わり頃から19世紀までは王妃の直轄地だったそうです。
普段は下の写真のように静かで、情緒あふれる場所なのでしょうね。
チェックインした後に車を城壁内に入れられることがわかって、車一台がギリギリ通れる門を通って車も入城しました。オビドスにいる間に、周辺地域も見てみたかったのですが、たくさんの人が溢れる中で、一方通行を装った対面通行道路を通っての行き帰りが難しそうなので、次の日もオビドス観光に終わりました。
下のは歩いて行ってみた城壁外にある水道橋です。16世紀のものだそうです。
メインゲート。上部はアズレージョで覆われています。これは18世紀のものだそうです。
1日目はホテルで夕食を食べたのですが、2日目の昼と夜は街で見つけた素敵なレストランで。
現代的にアレンジされたポルトガル料理がとってもおしゃれで美味しかったのです。
残念ながら食べるのに夢中で、写真を撮るのを忘れてました。
ハッと気がついた時はデザートの前でした。ヘーゼルナッツクリームのケーキとアイスクリーム。
Real Casa do Petisco – Largo São João de Deus, 2510-087 Óbidos
愛ちゃんママさん、チョコレートのカップでさくらんぼ酒(ジンジャ)も飲みました〜♪
くいっと一息にいっちゃって、あんまり味が分かりませんでしたけど(笑)
そんなこんなでチョコレートフェスティバルに明け暮れたオビドス滞在でした。
6 comments
オビドス、可愛い街で懐かしいです。
シオンさんが宿泊したポサーダは確か、、、幽霊が出るポサーダで有名なような!
なので、寒々しいのは正解かと(笑)
私は散歩のときに入口しか入りませんでしたが・・・幽霊ってどんなのか一度は見てみたいです。
私がオビドスにいったのは秋でしたが、こんなチョコレート祭りがあるなんて知りませんでした。
でも何もない時の方が静かで趣があると思います。
次にいかれたのはどこか気になります。
ナザレはいかれた野田氏ら?
ナザレで頂いた素朴なイワシの焼いて、お醤油で頂いたのもよい思い出です。
えっ!あのポサーダに幽霊が?
甲冑などが飾ってあって、そういう雰囲気はありましたけれど。。。
観光地ではありますが、普段はもっと静かな町なのでしょうね。
賑わっている雰囲気も嫌いではありませんでしたけれど。
ナザレは海岸に行ってみただけで終わりました。
鰯をお醤油で?ポルトガルにもお醤油があったのでしょうか?
車の移動も大変ですね。
狭い道も運転の上手な旦那さんだと安心して
乗っているのでは?
色んなお祭りが有るのですね。
毎日楽しんで見ていますよ。
車の運転が好きな夫でよかったです。
狭い道で、しかもマニュアル車!
私が運転したら神経衰弱になりそうでした。
今晩は。
素敵な旅レポは読ませて頂いてます~。
ポルトガルはいったことがありませんので、興味深く読ませて頂いてます。
大翔くんを安心して預かってくださるところがあって、いいですね。
旅行は行ける時に行かないと、行けなくなってしまいますから。。。
コメント欄不備でご迷惑をおかけしました。すみません。
ポルトガルは16世紀に栄えて、それから徐々に衰退した国という印象でした。
人々はのんびりしてて、優しいです。
わんこを預かりたい人が加盟するローバーというアプリがあって、そこで、条件をつけてシッターさんを探しました。若いカップルで、毎日写真付きで様子を知らせてくれました。
大翔は最初の1週間は慣れない様子だったらしいですが、その後には吠えて遊びを要求するようになったそうです。さすが柴です。