成田、そして機上で

日本の航空会社って機内に犬を持ち込ませてくれないのです。
仕方がないので、エアー・カナダ。しかも、持ち込めるのはエコノミークラスのみ。
ところが、この航空会社も機内持ち込みの子犬は生後3ヶ月以上でないといけないという規則があります。
その他諸々の事情の為、カナダ行きは11月9日になりました。

大翔、写真で見ると大きく見えるので、本当に飛行機の座席の下に納まるのか?と日本に行く前からドキドキでした。

カナダへ出発の日。JRで上野まで行って、そこからスカイライナーです。
母に付き添ってもらって成田へ。

スカイライナーの中でもとてもおとなしくしてくれました。
19時の飛行機だったのですが、上野発は14時。
動物検疫を受けないといけない為です。
今まで大輔・姫とカナダ、フランスをはじめとするEU諸国、サウジアラビア、韓国を出国しましたが、検疫を受けたことなんてありませんでした。
出国するペットを気にする国なんて日本だけではないでしょうか?
他の国に迷惑をかけない為?
入国する時にも検疫がありますから。それだけで良いのではと思うのですが。

動物検疫の為、事前に申告書と相手国が必要としている予防接種その他の証明書のコピーを送る必要があります。検疫後、とても立派な証明書を発行してくれます。

検疫の後、犬がおしっこのできる所を教えてもらいました。
北ウィングの外れに道路に挟まれた小さな草の生えている場所がありました。
まずおしっこに連れて行き、それから南ウィングでチェックインし、まだ時間があるので、また北ウイングの外れまでおしっこに連れて行き、、、かなり大変。
母の手助けがなかったら、どうなっていたことか。

ゲートで搭乗を待っています。

チェックインの人が、わんこ連れなので、早めに乗せてあげたいので、必ず搭乗時間にはゲートに来ていて下さいね、と言ってくれました。
ところが、ゲートに行ってみると、そんな特別扱いは全くありませんでした。
係員の行っていたアレは何だったのでしょう?
と、不満を抱いて座席に着くと、隣が空いていました。
わんこ連れなので、隣が空くようにしてくれたのかなーと、ここで不満が解消(笑)
空いた席の隣は若い日本人女性で、開いた席に大翔入りのバックを置くのを快く承知してくれました。ありがと~。

ところが、ヤレヤレ、これで離陸~と思ったのが甘かった。
なんと飛行機が2時間近くも遅れて出発したのです。
その間、機内で待機。それでなくてもバンクーバーまで9時間近くかかるのに!

離着陸の時には大翔入りバックを座席の下に置きました。
サイズを心配していましたが、キャリーバックはピッタリ座席の下に納まるサイズでした。
これを選んでくださったブリーダーのコロスケさん、さすがです。
ありがとうございました!

機内で大翔はものすごく、信じられないくらい良い子でした。
バックの口を少しだけ開けて、ナデナデしながらフライトに耐えました。
一度だけトイレに持ち込んで、おむつ替えテーブルにトイレシートを敷いて、その上に立たせてみたのですが、テーブルがツルツル滑って立つのが難しく、到底おしっこをするような状況ではありませんでした。

そして、やっと到着~と思いきや、今度はゲートが塞がってしまっていると、またもや機内で30分ほど待機しなければなりませんでした。
結局、大翔の初めてのフライトは合計11時間以上になってしまいました。

長くなったので、続きは明日に。

ブリーダーさん宅から実家へ

11月3日、大翔をブリーダーさん宅から引き取りに行きました。
大翔は8月2日生まれです。戌年生まれで獅子座。
ブリーダーさんにお伺いのメールを出したのが、7月の半ば。
それから指折り数えて待っていました。

賑やかな姫柴の庭で生まれ育った子を、遠くのカナダまで連れて行ってしまいます。
お母さんや妹と遊べるのもこれが最後。申し訳ない気もしたりして。

ブリーダーのコロスケさん、お母さんのイチョ子ちゃん、お父さんのAくん、大翔のこと、う~んと大切にします。良い子を本当にありがとうございます!

この日はコロスケさんに用意してもらったキャリーケースで大翔を東京の実家に運びました。

地下鉄と新幹線と山手線を乗り継ぎ。
下は新幹線の中。乗る直前に指定席を取りました。幸いにも隣が空いていました。
大翔はず~っと座席の上で、全く声も出さずに大人しくしてくれました。なんて良い子~♪

新幹線乗車用のタグです。犬って手回り品扱いなのですねー。

この後、成田に行く時に判明したのですが、普通のJRに乗っても同じ料金280円なのです。時間が丁度よかったので、上野からスカイライナーで行ったのですが、その時の上野までのJRの料金、私が160円で大翔が280円。何だか納得できないぞ~と思うのは私だけでしょうか?(笑)

受取日から5日間、東京の実家に世話になりました。
実家に着いた直後から、かなりリラックス。

ですが、用意したケージはお気に召さず。キュンキュン言って嫌がっていました。
この写真も目が怒っているようです。

粗相もしないし、泣くしーと結局ケージは2日で御用済みになりました。
泣くと言えば、すごかったのがこの時。

初めてのシャンプー。ものすごい声で泣きわめいてくれました。
シャンプーの時に悲鳴をあげる柴がいるというのは聞いていたのですが、大輔も姫もクンクンと悲しそうな声で泣くだけだったので、経験したことはありませんでした。大翔の悲鳴はすごかった~。
次回もそうなのか、今からわくわくです(笑)

きれいになって、カナダ行の準備も万端。
実家で母に甘やかされながら(私も、大翔も)、出発の日を待ちました。

はじめまして

はじめまして。我が家の新入り、たいしょうです。
漢字は大翔と書きますが、我が家の大将と言う意味も含めています。こちらの友人に名前の意味をきかれた時は、ボスっていう意味だよ~と説明してます。

我が家に着いた日には雪が薄っすらと積もっていました。
5時間かけてバンクーバーから車に揺られて来たというのに、元気いっぱいだった大翔、初めての雪に大喜び。我が家の庭も大翔が来て嬉しそうです。

家の周りをぐる~っとフェンスで囲んではいるのですが、まだ完成ではないので、しばらく綱付きです。
何かというと外に出たがります。寒いのですが、元気いっぱいの大翔を見ていると、ほのぼのして、寒さを忘れてしまいます。

元気いっぱいの大翔に比べて、旅の疲れと時差ボケで、ぼーっとしています。
大翔の日本のブリーダーさん宅から我が家までの大旅行の顛末は、明日から少しづつ書きたいと思います。
今日のところはお披露目まで。

可愛くて、人が大好きで、お利口で、とても良い子です。はい、すでに親ばかです。
奇しくも今日は大輔の誕生日でした。
大ちゃん、お誕生日おめでとう。弟ができたよ。
大輔に似ているところもあり、姫に似ているところもあり、全然どちらにも似ていないところもあります。
大翔のことを見ていると大姫のこともたくさん思い出します。
見守ってくれているようです。