シントラ

リスボンからシントラは車で30分ほどです。
延々と続く細く曲がりくねった山道の車道を上っていくと、目的地のひとつ、レガレイラ宮殿に着きました。が、車を停めて置くところがありません。なんて事!
仕方なく、今度は坂道を延々と下って駅へ。ラッキーにも駅前に駐車スペースがあったので、そこに車を止め、シントラ周遊バスを使うことにしました。乗り放題で11.50ユーロ。
やっと辿り着いたのが、念願のペーナ宮殿です。

可愛いでしょ〜♪
完成は1885年。ドイツのノイシュバンシュタイン城を建てたルートヴィッヒ2世の従兄弟のフェルディナント2世がドイツから建築家を呼び寄せて作ったそうです。従兄弟って趣味が似るのかな?

色々な建築様式がごちゃ混ぜになっていますが、それが魅力だったりします。
内部も可愛いのです。
余談ですが、ポルトガル人は日本人同様に”可愛い”ものが好きらしく、可愛いグッズを売っている店をたくさん見かけました。親近感が湧きました(笑)

ペーナ宮殿を出て、再び乗り放題バスでレガレイラ宮殿へ。
ここは貴族の別荘をブラジル出身の大富豪が19世紀の終わり頃に買い取って、作った巨大庭園です。
趣味に走った場所らしく、建物あり、塔あり、洞窟や滝まであって、1日中遊んでいられそうな場所です。

中でもお目当てはこの怪しげな洞窟螺旋階段。

少しだけスリルを味わって、着いたのは怪しの洞窟でした。

シントラにはこの他にも王宮とかムーアの城跡とかの見どころがあるようです。
私達はこれで満足して、シントラを後にしました。この日の泊まりはオビドスです。
小さい静かな町のはずのオビドスで、全く違う経験をする羽目になるのですが、続きは明日。
お楽しみに。

リスボン その2 観光と食べ物とファド

我が家はふたりとも旅行は好きですが、生来怠け者のせいか、あちらこちらの名所を見てまわるよりも、ぶらぶらと散策して、街の雰囲気を感じる方が好きです。
とはいうものの、一応、名所も何箇所か、行ってみなければ、とやって来たのがベレン地区です。
まずはMAATと呼ばれるアート・建築・テクノロジー美術館へ。
流線型の建物が見たかったので、特に中には入りませんでした。

こちらは有名な発見のモニュメント。
1960年にエンリケ王子の没後500年を記念して建てられたのだそうです。

その近くにあるのが世界遺産のジェロニモス修道院。
1502年に着工し、完成までに約1世紀かかったそうです。
大航海時代の華やかなポルトガルを彷彿とさせる建物でした。

もう一つの世界遺産、ベレンの塔に行く元気はなかったのに、こちらパスティス・デ・ベレンにはしっかりと立ち寄りました。リスボン名物、パスティス・デ・ナタ(エッグタルト)の発祥の店です。

お店には粉砂糖とシナモンが入った容器が置いてあって、好みで振りかけて食べます。
砂糖を振りかけなくても十分甘いのですけれど。下の写真はホテルの近くのお店のもの。
すっかりエッグタルト通です(笑)

お店と言えば、こんなものも。何のお店でしょうか?

イワシの缶詰屋です。チェーン店のようで、あちこちで見かけました。
生まれた年とか、名所の写真とか、色々なデザインの缶があって、買う気はしませんでしたが、楽しめました。

2日目の夜に楽しみにしていたファドを聴きに行きました。
スペインほどではありませんが、ポルトガルでも夕食の時間は遅めで、7時半から8時以降が普通です。
この日はファドが聞けるレストランを8時に予約。ファドが始まったのは9時ぐらいでした。
小さな雰囲気のあるお店で、歌もギターも素敵でした。

著作権問題があるのかなーと思いつつ、短い動画を貼ってしまいます。
お店の宣伝にもなるかもしれないしー。
Povo Lisboa – R. Nova do Carvalho 32, 1200-161 Lisboa

リスボン その1、乗り物

坂が多いので、観光は上の方から始めて、下りながらが理想的とのガイドブックのアドバイスにより、サンタ・ジェスターのエレベーターに乗ることにしました。エッフェルさんのお弟子さんが設計したもので、高さ45m。

上から見下ろした景色。

ぶらぶらと坂を下りながら、海辺まで行き、今度は市内観光にうってつけという28番の市電に乗ってみました。狭い道を縫うようにして走っています。

ケーブルカーにも乗りました。

楽ち〜んに上まで上がれるのは良いのですが、

下りねばなりません。階段を延々と。。。
この写真は下りる途中のもので、ここまでに既にかなりの階段を下って来ています。
リスボンの坂を甘くみてはいけなかったのでした。

乗り物話で力が尽きたので、最後に癒しの素、大翔を。
3週間以上ぶりに我が家に帰って来た大翔、その日は家の中と庭を何回も出たり入ったりして、確認していました。今日まであまりフードを食べてくれません。意外とデリケートなのです。

早く元通りになってねー。

旅行に行っていました

ご無沙汰しておりました。ポルトガルとロンドンへの旅に出ていました。
ポルトガルが主目的で、17日間の滞在、ロンドンは経由地だったので、ついでに5日ほど滞在しました。
大翔はドッグシッターさん宅に預かってもらいました。
イギリスはコロナ関係の制約が全くなくなっていたのですが、ポルトガルは出発24時間前の検査が必要でした。
陽性であれば、せっかく計画した旅行がダメになってしまいます。ドキドキでしたが、無事に陰性でした。
ケローナには空港はありますが、小さな町なので、もちろんどこへも直行便は飛んでいません。
カルガーリーとロンドンで乗り継ぎ、すっかりくたびれてリスボンに到着しました。
そんな状態なのに、値段が安いからと空港から送迎されないといけない距離にあるレンタカー会社で予約した車を借り、市内のホテルへ。空港から近いのが幸いでした。運転手の夫よ、ありがと〜!

泊まりのホテルが市内なのは良いのですが、どこに駐車場があるのか、わかりません。
ホテルの正面は路地のようになっているだけです。周りを3回ほどぐるぐると回っても見つからず、疲れているのに運転している旦那がキレそうになったので、ホテルの正面にとりあえず車を止めてみることにしました。
止めた途端にボーイさんが出てきて、荷物を下ろしてくれ、鍵を預かってくれました。
バレーパーキングなのね。事前に知っておきたかった。。。

そんなこんなでやっとチェックインできたホテルに3泊しました。
結果として、とっても気に入ってしまいました。
クラシックな内装です。

泊まった部屋はこちら。ホテルに直接予約したのでアップグレードしてくれて、リビングルーム付きの細長い部屋でした。

ホテルのコンシェルジュおすすめの小さなレストランで、ポルトガル初めての夕食。
私のはタコのオリーブオイル煮で、旦那のは豚肉料理でした。

コロナの事前検査ですが、ロンドンからの飛行機に乗る時も、ポルトガル入国の際も、どこでも誰にもチェックされませんでした。どういうことー!
これから何日間か旅レポになります。お付き合いよろしくお願い致します。
リスボンでのホテル – Avenida Palace, R. 1º de Dezembro 123, 1200-359 Lisboa

スペシャルディナー再び

再び気に入りのホテル、Quaaout Lodgeの5コース、ワイン付きスペシャルディナーに行って来ました。
今回は二人のシェフによるディナーです。
メニューは樅木を使って調理したサーモン、ブルーチーズとネトルのパスタ、ウサギ肉、鴨肉、デザートは柑橘類タルトとサワークリームを使ったアイスクリームでした。

うさぎ肉のあたりで既にお腹がいっぱい。ですが、デザートまで頑張りました〜!
今回のワイナリーはマリオネットというホテルの近くの小さなワイナリーでした。
ワインも美味しかったのですが、お料理とのコンビネーションが絶妙。
シェフ達がワインを味見して、それに合うメニューを考えてくれたようです。

お料理はどれも美味でした。が、最後の鴨肉の味噌のソースの量が多すぎ!
味噌の国出身者(!)としてはこれは許せませんでした。
日本の食材がかなり使われるようになって来ていますが、使い方はまだまだだなーっと。

大翔も付き合ってくれました。
ディナーは一緒に食べられないけれど、一緒に散歩して景色を楽しみました。
湖はまだ凍りついていました。
水がある所まで歩いていきたい大翔。
どこまでが地面なのかわからないので、行きませんよぉ。

湖畔の自然芸術

大ちゃん、付き合ってくれてありがとー!

スキーと美味しいもの

日本ではオミクロン株の感染が急拡大しているようですが、皆様お変わりないでしょうか?
こちらでは`今が感染のピークだと報道されています。
ということはこれから感染は少なくなっていくのでしょうか?
重症化しにくいとのことですが、油断禁物です。

そんな中でも妙に忙しいのです。
スキーに1週間に1、2回行っています。

そして先週末は久々のQuaaout Lodgeでのスペシャルディナーでした。
ディナーの前にアダムス川沿いを散歩。

ディナーは5コースにそれぞれに合わせたワインです。
参考までにメニューを下に貼っておきます。
つき出しはスモークサーモンのタルタル、そして、雉と豚のパテ、マッシュルームスープ、ケールと卵のラビオリ、リブアイステーキ、デザートはマイヤーレモンパイでした。

量は少しづつなのですが、最後には信じられないぐらいお腹いっぱいになりました。
このディナー、ものすごく人気で、あっという間にチケットが売り切れます。
コロナの規制でひとつのテーブルに6人が限度。
4組のカップルで行ったので、1組だけ別のテーブルになってしまいました。
全員友達で、全員予防接種を3回受けているのに。
レストランとしては政府の規制には逆らえませんね。

ホテルで寛ぐ大翔。ピンクのシワシワシーツは大翔用です。

バンクーバーでグルメ

再びバンクーバーへ行っていました。
目的は日本食料品買い出しに、日本人経営の美容院行き、そして美味しいレストランに行くこと、それにダイソーと無印良品での買い物。
ダンナの姉夫婦宅に1泊させてもらい、その後、ホテルに2泊しました。

義姉夫婦宅はウェストバンクーバーの閑静な住宅街にあります。
地域的には高級住宅街なのですが、バンクーバーの中心からは離れているので、私達の目的には少々不便なのです。

義姉夫婦宅の近所を散歩していたら、こんな素敵な家を見つけました。
イギリスの田舎家風?

下の写真、レストランの食事ではありません。義姉宅での夕食です。
透明な板を友人から貰ったとかで、食器に使ってみています。おしゃれ~♪

ローストしたカボチャと赤ピーマンと鮪のお刺身の取り合わせ。
日本人だったらしないだろーという組み合わせですが、きれいで、美味しかったです。
前菜の次はキノコのスープ。椎茸が上に浮かんでいます。美味~♪

メインはラムローストでした。グルメな義姉夫婦で嬉しー。ごちそうさまでした。

町中で泊まったのは最近気に入りのパンパシフィック。海の見える部屋でのんびりしました。
前回、もっと賑やかな地域にあるホテルに泊まったら、大翔が全く落ち着かず、ずっと部屋の中をうろうろ徘徊していたので、前々回に泊まって大丈夫だったこのホテルにしました。クルーズ船が着くホテルなのですが、コロナ禍のせいで客足が落ちているようで、比較的静かなのです。

私達の朝食をチェックしている大翔。
大翔は旅に出ると食欲が減退してしまいます。普段の半分ぐらいしか食べてくれません。

パンパシフックホテルが気に入っている理由のひとつは大きな海沿いの公園が近くにあることです。
ホテルに1泊した次の朝、大翔と公園に散歩に行き、にわか雨に遭って、ずぶ濡れになりました。
下の写真はその日の午後の散歩。ハーネスもずぶ濡れになったので、珍しく首輪だけです。

普段、静かな場所で暮らしているので、都会の散歩は刺激がたくさん。
たくさんの人、自転車、車やトラックなどなど、少しびっくりすることもあるけれど、ちゃんと順応してくれました。

楽しみにしていたレストランですが、1日目はバンクーバーにセカンドハウスを持っているご近所さんが大絶賛の居酒屋「葉っぱ」。日本の普通の居酒屋という感じのお店でした。久しぶりで楽しかったです。
2日目はフレンチビストロ「タブロー」。前菜のフォアグラが絶品でした。

大満足の旅を終えて、帰途につきました。
紅葉が綺麗な東カナダに比べて、西部の紅葉は今一歩。緑のままの針葉樹が多くて、赤くなる木が少ないのです。
バンクーバーからケローナへは山越えがあります。
山頂は1700mぐらい。道の脇に雪がちらほら。冬がそこまで来ているようです。

帰って来た翌日に我が家の庭も霜が少しだけ降りました。
急いでトマトを収穫し、ダリヤも切り花にして、家のそこいらじゅうに飾りました。
秋の終りは忙しいのです。

帰って来た日の翌日の大翔、昼前からベッドで爆睡でした。
お疲れ様!

再び小旅行

今回はロスランドという山間の可愛い町へ行ってきました。州内で、我が家から車で4時間ほどです。

ホテルが良さそうだったので、ここにしたのですが、ホテルのレストランがスタッフ不足の為に休業していました。コロナ禍のせいで、州内の多くのレストランが一時休業せざるを得ず、従業員も解雇されたりしていたのが、営業を再開できるようになっても、解雇された人たちは別の職に就いてしまっていて、従業員不足に悩まされているのです。

ホテルで寛ぐ大翔。
相変わらず車が苦手なので、家から目的地に着くまでハーハーと荒い息をつき続け、全く寝てくれません。
その為、着いた時点でお疲れの大翔くんになっています。
おかげで、私達が夕食に出掛けている間やゴルフをしている間、ホテルで爆睡していてくれました。

ロスランドの隣町、トレイルにも足を延ばしました。
コロンビア川にかかるスカイウォークと呼ばれる約300mの吊り橋。
歩くと揺れが感じられます。大翔、ご機嫌で渡ってくれました。

今週初めから予防接種を受けていない人はレストランやコンサートなどに入れないようになりました。
予防接種パスポートをオンラインで入手して、運転免許証などの身分証明書と一緒に提示しなければいけません。
予防接種普及の為です。接種したがらない人々がいるのです。
接種しないのは個人の自由かもしれないですが、そういう人達の近くには寄りたくないなーと思ったりしています。

小旅行しました

3泊4日でキンバリーという小さな町に遊びに行きました。
7時間車を走らせても、まだ同じ州内です。
東京からだと、7時間で姫路ぐらいまで行けてしまいます。

着いた翌日にゴルフ。
アップダウンが多くて、フェアウエーが狭いので、なかなか苦労しました。

この日の夜はダンナの従兄宅で夕食でした。
従兄と言っても、祖父同士が兄弟というちょっと遠い関係。
大翔は生後8か月のボーダーコリーのファイファーくんに付きまとわれて、少々切れていました。
残念ながら写真を撮るのをすっかり忘れていました。

翌日、ボクを置いては行かせませんよ、とホテルの部屋のドアの前を陣取る大翔。

ごめんねー。
大翔を置いて、廃坑になった亜鉛の炭鉱見学へ。

この炭鉱は当時、世界一の埋蔵量があったそうです。
まだ亜鉛は残っているのかもしれないのですが、投資に見合うだけの採掘量がなくなり、閉鎖されました。
元ベテラン炭鉱夫のボランティアさん達がガイド役を務めてくれています。

キンバリーから帰ってくる途中、休憩に立ち寄った場所に戦時中に強制移住させられた日系カナダ人達の記念公園がありました。当時の苦労を偲んで(?)橋を渡る大翔です。

大翔は相変わらず車が苦手で、休憩後は、車に近づきたくないと、違う方向に行こうとします。
強制連行中です。

それでも7時間のドライブに耐えてくれました。
例によって、帰宅後はぐったりでした。

元気づけに小さな人参を提供。
やっぱり家がいちばんだね~♪

バンクーバーに行きました

旅行の前にシャンプーしました。
大翔くん、この前のシャンプーからあまり日にちが経っていないせいか、今回は尻尾を下げてしまいました。

タオルドライ後は元気いっぱい。

大輔がしたように、家の中を走り回ってくれました。
いつもは姫がしていたように体を舐めるのに忙しかったのに。今回は半々でした。
大輔の事も、姫の事も、思い出させてくれる優しい大翔なのです。

今回のバンクーバー行の目的は体調の良くない夫の母に会うこと、日本人経営の美容院行き、日本食料品の買い出し、そして日本食レストランに行くことでした。夫の姉夫婦宅に2泊とホテルに2泊です。
下のは義姉夫婦宅近くの灯台のある公園に散歩に行った時のもの。
後ろに小さく見えるのが灯台です。

市内ではトレンディーなイエールタウン近くのキッチン付ホテルに泊まりました。
人やわんこが多すぎて騒がしく、大翔はお気に召さなかったようです。
近くのファルスクリークという入り江沿いに公園が続いていて、散歩には便利でした。

スタンレーパークではバラが花盛りでした。

1年ぶりぐらいに髪の毛をカットしてもらってすっきりしました。
ですが、すっかり田舎暮らしに慣れてしまったせいか、どうもバンクーバーの水が合わず、大翔を含む全員が1日目から家に帰りたくなっていたのでした。
次回の旅行は何処か長閑な所にしようと思います。