洪水で

旅レポの途中ですが、洪水情報を。
去年に引き続きの異常気象で、雨が続いていると思っていたら、小川が氾濫して、避難警告まで出る始末です。
下の写真は地元のCastanetというネットニュースから借用しました。

普段は水がちょろちょろ流れているだけの近所の小川もこんなです。

ここだけではなく、バンクーバーやオタワ、モントリオールなど、カナダのあちこちで洪水の被害が出ています。洪水のせいで水道の水も質が低下しているとか。

こんな時には丘の上に住んでいて、井戸水を使っていて良かったーと思いますが、被害に遭った方々はさぞかし大変なことと思います。早く水が引いてくれますように。

ワシントン州からオレゴン州へ

2日目です。
この日にまず目指したのが、アラスカ州シシリーです。

え?

ワシントン州からどうやってアラスカまで行くのかって?

アラスカ州シシリー、実は、架空の町です。
1990年から5年間続いたテレビシリーズ、”ノーザンエクスポージャー(Northern Exposure)”の舞台となった町で、実際の撮影はワシントン州のロズリンという町で行われました。


この番組のファンでした。寄って行かねば~。
わくわくしながら、この小さな町中へ車を走らせました。
ところが、撮影現場でしたとか、何とか看板でもあるかと思ったのですが、全く何もなかったのでした。
20年以上前の番組じゃぁ、古すぎたのでしょうか。(´・ω・`)

かろうじて、番組の中に出てきたロズリンカフェだけはありました。
番組を見ていた時は、ロズリンカフェという名前は、ただ単にこのコーヒーショップの名前なだけだと思っていたのですが、町の名前だったのです。

20年前もさびれ方は同じでした。

さびれついでに、もう1カ所寄り道です。
こちらは本物の「ほぼ」ゴーストタウン、オレゴン州シャニコです。
「ほぼ」というのは、人口が20-25人だからで、冬の間はもっと南の暖かい地方に住んでいて、夏の間だけ帰ってくる人達も含めての数です。
オレゴン一のゴーストタウンとして有名なのだそうです(笑)
唯一営業していた小さなお店の従業員の人によれば、夏のフェスティバルには信じられないぐらいの数の観光客で溢れかえるのだそうです。
ちょっと想像できませんねー。

この日の目的地はオレゴン州ベンドでした。
こじんまりとしたきれいな町です。

この町、ただ綺麗なだけではありません。レストランはたくさんあるし、地ビールの醸造所もたくさん。
昔は「アメリカのビール=不味い!」だったのですが、近年は地ビールの台頭で美味しいビールが飲めるようになってきました。

ここでの宿泊先はマックメナミンズ・オールド・セント・フランシス(長いぞ~)。
古い学校を改造したホテルで、ビールの醸造所も持ってます。
ホテルにはパブが4カ所、トルコ風呂に映画館まであって、楽しい夜は保証付き。

レブンワースからベンドまで7時間以上のドライブ。
ドライバーはダンナですが、アシスタントも疲れるのですー。ホントですって。
ホテルの離れの3階の隠れ家のようなパブで飲んで、次の日のドライブに向けて英気を養ったのでした。

アメリカへ

旅行記です。

姫がいない寂しい家に居たくなくて、空の大輔と姫に一緒に着いてきてねーとお願いして、旅に出ました。
ケローナからネバダ州リノまでの車の旅です。
ダンナの母がネバダでひとり暮らしをしているので、その様子を見に行くというのが目的でした。

初日(4月11日)は午前中に用事があったので、お昼頃に出発しました。
ケローナの町を突っ切る97号線をそのまま南に下り、国境を越えました。
アメリカに入っても道の名前は同じで、97号線です。

国境越え、カナダ人のダンナはパスポートを見せるだけで良いのですが、日本人の私は、査証免除の緑色の書類に記入しなければなりません。車を降りて、書類を書いて、指紋を採られて、6ドル払って、、、
実は、アメリカ入国は10年以上振りです。
昔は料金を取られるなどということはなかったのに、世知辛い世の中になったものです。
飛行機で入国する場合にはESTAと呼ばれる電子渡航認証システムに事前にネットで登録しなければいけないのだそうです。
ESTAを持ってる?と聞かれ、何のこと?と答えたのは私です。
アメリカって、私にとってはそれまでして入国したい国でもないのですけれど。
気軽に銃を携帯できる危険な国なんですからー。怖いぞーっと。

、、、ですが、10日間の車の旅で、怖い事なんて一度もありませんでした。

ちなみにカナダ入国にもeTAと呼ばれる電子渡航認証が必要です。
日本にはそういう制度はないのでしょうか?
日本入国時には外国人はネットで登録せーみたいな、やられたらやり返せーみたいな。

国境越えについて、ゴタクを並べてしまいましたが、車は97号線の田舎道を快適に走り、ケローナから約5時間でこの日の目的地に着きました。

ドイツです。

って、真っ赤な嘘です。

ワシントン州レブンワース(Leavenworth)です。
ドイツのバイエルン地方を真似た町です。
昔は林業が盛んだった町ですが、1920年に鉄道の駅が他の町に移ったためにさびれてしまいました。
1960年初頭に町おこしのために考え出されたのが、町を丸ごとテーマパークにしてしまうことでした。
その企てが大成功。
今ではシーズン中はホテルの予約を取るのが難しいほどだそうです。
ドイツ風の快適ロッジに泊まり、ソーセージとビールで、ドイツの夜は更けていったのでした。

白い春

丘が白い花に埋もれています。

見渡す限りの花の海。
空気も甘い香りに満ちています。

今朝はあまりに気持ちが良かったので、ヨガマットを外に持ち出して、20分だけヨガに励みました。
小鳥のさえずりを聞きながらのヨガは最高~!

去年の秋に植えた紅葉も新緑、、、この場合は新赤でしょうか?
出来立ての葉っぱは何だか情けない風情です。

出来立てと言えば、先日も登場したアルフィー君、今、生後11週間です。
ご近所さんからSOSがきて、2時間半ほどベビーシッターならぬパピーシッターをしてきました。

わんこと一緒にいられる幸せを味あわせてもらいました。
それと同時に、子犬が如何に元気かを思い出させてくれました。
一緒にいた半分は寝ていたのですが、一旦起きると元気、元気。
おもちゃで遊ぶ、駆け回る、私の手や腕を甘噛みする、終いには絨毯でおしっこ。
慌てて外に連れ出すと、地面を掘る、小枝は齧る、一瞬でも目が離せません。
大輔と姫の小さい頃を思い出してしまいました。

スターウォーズの日

5月4日はスターウォーズの日だそうです。
“May(5月)the force (the forth: 4日)be with you” (フォースが共にあらんことを)
という有名なスターウォーズの名セリフに引っかけているのです。
そのせいで、スターウォーズ関連グッズの宣伝メールが来たり、ダンナの甥っ子がスターウォーズの仮装しているのがインスタグラムに載っていたりしています。
ちなみに甥っ子は30歳過ぎています(汗)

空のスターになってしまった私の大輔と姫、こんな騒ぎを見下ろして、ヤレヤレと思っているかも。

大輔神殿、改め、大・姫神殿です。
姫の写真を追加しようかとも思ったのですが、思案の末、デジタルフォトフレームを飾りました。
15インチの大画面で、モーションセンサーがついているので、
神殿前に行くと、写真が現れます。収録写真は今のところ800枚ほど。
10秒ごとのスライドショーの設定にしています。
しばし、うっとりと見とれるのが日課になっています。

旅に出て、発熱して、お客が来て、、、

姫のいない丘にも春がやってきました。
初めての月命日が過ぎてしまいました。

今年は冬が長くて、水仙がやっと咲いたところです。

姫のいない家にいるのが辛くて、旅に出ていました。
ダンナの母のいるネバダ州リノまでの車の旅です。
姫がいる時から、会いに行かねばと思っていたのですが、
姫が年をとって、環境が変わるのがストレスになっていたので、躊躇していました。

ここ、ケローナからまっすぐ南に下り、ワシントン州、オレゴン州を通って、ネバダへ。
帰りはネバダ州から、カリフォルニア州、オレゴン州、そしてワシントン州を通って帰ってきました。

楽しい旅だったのですが、 疲れからか、脂っこい食べ物を食べ過ぎたせいか、最後の日に発熱してダウン。
やっと元気になったと思ったら、今度はダンナの姉夫婦が遊びに来ていました。

下の子は姫と入れ替わるように近所の人のところに来ました。
ハスキーとポメラニアンのミックスです。

愛玩犬として、わざわざ人工交配して作られた子です。
そのやり方には賛成しかねる気もするのですが、生まれてきた子には罪はありません。
それに、こんなにかわいいのですもの。
目じりが下がってしまいます。
でも、やっぱり姫のほうが何千倍も可愛かったなー。

姫がいなくなって、このブログも閉じてしまうかとも思っていたのですが、
わんこブログであるとともに、母に日常生活を知らせるための親孝行ブログでもあるので、細々ながらも続けることにしました。
大輔も姫もいなくなってしまって、こんなブログ、母以外に見てくれる人がいるのかしらとも思いますが、
たまに覗いていただければ幸いです。

ありがとうございました

たくさんのメールやコメントをありがとうございます。
おひとり、おひとりにお返事が出来ずにすみません。
書こうと思うと、すぐに画面が涙で滲んでしまいます。

大輔も姫も、多くの方々に見守っていただいていたのだと、改めて気が付きました。
心より、お礼を申し上げます。
そして、これからも、大輔と姫というわんこがいたことを、
心の片隅にでも留めて置いていただければ嬉しいです。

ななこさんに姫のお風呂記事が好きだと言っていただいたので、いちばん最近のシャンプー写真を。
ガラスドアの向こうで、悲壮感が漂っていますが、シャンプーできるってことは元気だったということです。

shampoo

もう1回こんな顔の姫に会いたかった、と、ここでまた涙が、、、

姫の遺骨はまだ葬儀屋さんのところから戻ってきません。
遺骨を拾うってことは、こちらでは人間でもあり得ません。
ダンナ曰く、「日本では遺骨を拾うんだよね。そんなのボクは絶対できないよ。」
だそうで、私がダンナよりも先に逝っても遺骨は拾ってもらえないようです。
「私は拾ってあげるわよ~」と言っているのですが、拒否されています。
それなので、わんこも同様、葬儀屋さんが全部取り仕切り、小さな骨壺に入って帰ってきます。

大輔の時と違って、姫には大輔が付いていてくれると思っているので、
多少は気持ちが楽です。
今頃は、ふたりで走り回っていることでしょう。

姫ちゃん、またね

姫が大輔のところに行ってしまいました。
15年3ヶ月22日でした。

病気治療中はたくさんの励ましをありがとうございました。

see you again!

2002年1月31日にウチの子になって以来、
数えきれないほどの幸せと喜びを運んできてくれました。
今は涙が止まりません。
涙を拭いたと思ったら、姫との思い出を思い返して、また涙が出てきます。

外が大好きで、オタワでは庭に出すとなかなか帰ってこなかったこと、
パリのアパートのベランダづたいに、お隣の家を訪ねてしまったこと、
アベニューフォッシュのベンチに座って、
道行く人々や犬や車を見ているのが好きだったこと、
リヤドでは庭に迷い込んだ猫を追い回すのを趣味にしていたこと、
ソウルの庭では、中に入りたくなると、可愛い声で「わん!」と吠えたこと、
姫が吠えるのをこれ以外には聞いたことがありませんでした。
そして、ここ、ケローナでの長い私道を下って、また上ってのお散歩。

姫ちゃん、私達、とっても楽しかったね。

姫の本名、雪姫・ビクトリアでした。本名で呼ばれることはなかったけれど。
おばあちゃん犬なのに、子犬のように愛くるしかった姫を見て下さい。

my sweet Hime

姫ちゃん、今まで本当にありがとう。
いつかまた会えるよね?
それまで、大ちゃんと仲良く待っててね。

少し回復

姫のこと、たくさんの応援をありがとうございます!
お陰様で少し回復しました。
外でシーをした後、家の中に入れようとしたら、

outside!

嫌だょーと、ヨロヨロとしながらも走って逃げ、
お外でまったりを確保しました。

on the lawn

お日様は暖かいのですが、風が冷たい。
エコー検査のためにお腹を剃られているので、寒いといけないと毛布をかぶせました。
こんな様子で、しばらく外の空気を楽しんでいました。
6日間の絶食と点滴の後、走れるなんて、わんこってすごいです。

ふたつのベッドをくっつけて、我が家のお姫様の為のクイーンサイズベッド。

two beds

おしっこシートをぐちゃぐちゃにしながらも、気に入ってくれたようです。
つい先ほど、茹でた鶏むね肉、小指の先ぐらいの大きさのを二切れ食べてくれました。
水はまだ飲んでくれません。

姫の病院は今日、土曜日は半日だけの営業で、明日はお休みです。
ですが、痛み止めは続けないといけません。
痛み止めの注射を家でするために、注射器4本を病院から貰ってきました。

大輔の時の注射の経験が、姫にも役に立つなんて。
喜んでよいのか、悲しんでよいのか、、、

空の上の大輔にも姫が良くなるようにとお願いしていました。
私の守護神、大輔くん、やっぱり頼りになります。
姫をもう少し私の手元に置いておいてくださいね。

姫は15歳と3ヶ月です。
遅かれ早かれ、大輔のところに行ってしまう覚悟はできていると思っていました。
でも、そんな覚悟なんて、実は全くなかったようです。
情けない私の為にも、少しづつでも回復して、元気になってくれますように。

姫の容態

姫、容態が良くなりません。
日曜日の夜に具合が悪くなってから、何も食べない日が続いています。
膵臓が炎症を起こし、2倍ぐらいに膨らんで、一向に良くならないのです。

hime

火曜日に入院して、水曜日に帰ってきて、昨日と今日は日帰りで入院です。
体に力が入らず、歩けないのでおしっこシート使用中。
膵炎は病気そのものを治す薬がなく、対症療法しかないのです。
このまま良くならなければ、餓死を防ぐために首にチューブを通して栄養分を注入しなければならなくなります。

首にチューブでも何でも、出来る限りのことをしてあげたいのですが、
それは私の日本人的な感覚らしく、
ダンナは犬としての尊厳を保ったまま逝かせてあげたいと言います。
痛み止めのモルヒネも使い続けると効かなくなることがあるそうです。
大輔の時は何が何でも助けたくて、苦しませてしまったので、
姫は苦しい思いをさせる前に、大輔のところに行かせてあげるのが良いのでしょうか。