ケローナへ

ようやくバンクーバーに到着し、入国審査を通過。
日本は入国は機械ですが、税関はまだ機内で配られる申告書に手書きで記入したのが必要ですよね。
カナダでは着いてから機械に入国と税関の必要事項を入力するので、その分省力化されています。
その後、動物検疫へ。
動植物の検疫が一緒になっていて、5人ぐらい前に待っていました。
私の前の人は大きなタッパーに入った肉類を没収されてました。

大翔はというと、書類をチラッと見ただけで、OK。
頑張って揃えた書類ですから、もっとよく見てよーと言いたかったほど。
空港には夫が迎えに来てくれていました。
一緒に日本まで来たかったのですが、大学で教える羽目になったので、授業をサボれなかったのです。

空港を出て、やっと大翔におしっこの機会が!
成田ではただ単なる道路脇の草地でしたが、バンクーバーの空港には素敵な遊歩道があります。
わんこに優しいです。
そこにいた大きなシェパードに吠えられた大翔くん、長時間のフライトの疲れにもかかわらず、吠え返していました。

車でこの日の宿泊地、義姉宅へ。
夫からのプレゼントのピンクの豚と共にすっかりくつろいでいます。

翌日、車でケローナへ向かいます。初めは少し緊張気味。

でも少しすると。

う~ん、幸せ(私が)。
途中、カフェでお昼休憩。本当は犬は入れないのだけれど、隅っこならばと入れてもらいました。

こんなに可愛いのですもの。嫌って言えないでしょ?
5時間後やっとケローナに到着。
雪の庭ではしゃいでいました。

成田、そして機上で

日本の航空会社って機内に犬を持ち込ませてくれないのです。
仕方がないので、エアー・カナダ。しかも、持ち込めるのはエコノミークラスのみ。
ところが、この航空会社も機内持ち込みの子犬は生後3ヶ月以上でないといけないという規則があります。
その他諸々の事情の為、カナダ行きは11月9日になりました。

大翔、写真で見ると大きく見えるので、本当に飛行機の座席の下に納まるのか?と日本に行く前からドキドキでした。

カナダへ出発の日。JRで上野まで行って、そこからスカイライナーです。
母に付き添ってもらって成田へ。

スカイライナーの中でもとてもおとなしくしてくれました。
19時の飛行機だったのですが、上野発は14時。
動物検疫を受けないといけない為です。
今まで大輔・姫とカナダ、フランスをはじめとするEU諸国、サウジアラビア、韓国を出国しましたが、検疫を受けたことなんてありませんでした。
出国するペットを気にする国なんて日本だけではないでしょうか?
他の国に迷惑をかけない為?
入国する時にも検疫がありますから。それだけで良いのではと思うのですが。

動物検疫の為、事前に申告書と相手国が必要としている予防接種その他の証明書のコピーを送る必要があります。検疫後、とても立派な証明書を発行してくれます。

検疫の後、犬がおしっこのできる所を教えてもらいました。
北ウィングの外れに道路に挟まれた小さな草の生えている場所がありました。
まずおしっこに連れて行き、それから南ウィングでチェックインし、まだ時間があるので、また北ウイングの外れまでおしっこに連れて行き、、、かなり大変。
母の手助けがなかったら、どうなっていたことか。

ゲートで搭乗を待っています。

チェックインの人が、わんこ連れなので、早めに乗せてあげたいので、必ず搭乗時間にはゲートに来ていて下さいね、と言ってくれました。
ところが、ゲートに行ってみると、そんな特別扱いは全くありませんでした。
係員の行っていたアレは何だったのでしょう?
と、不満を抱いて座席に着くと、隣が空いていました。
わんこ連れなので、隣が空くようにしてくれたのかなーと、ここで不満が解消(笑)
空いた席の隣は若い日本人女性で、開いた席に大翔入りのバックを置くのを快く承知してくれました。ありがと~。

ところが、ヤレヤレ、これで離陸~と思ったのが甘かった。
なんと飛行機が2時間近くも遅れて出発したのです。
その間、機内で待機。それでなくてもバンクーバーまで9時間近くかかるのに!

離着陸の時には大翔入りバックを座席の下に置きました。
サイズを心配していましたが、キャリーバックはピッタリ座席の下に納まるサイズでした。
これを選んでくださったブリーダーのコロスケさん、さすがです。
ありがとうございました!

機内で大翔はものすごく、信じられないくらい良い子でした。
バックの口を少しだけ開けて、ナデナデしながらフライトに耐えました。
一度だけトイレに持ち込んで、おむつ替えテーブルにトイレシートを敷いて、その上に立たせてみたのですが、テーブルがツルツル滑って立つのが難しく、到底おしっこをするような状況ではありませんでした。

そして、やっと到着~と思いきや、今度はゲートが塞がってしまっていると、またもや機内で30分ほど待機しなければなりませんでした。
結局、大翔の初めてのフライトは合計11時間以上になってしまいました。

長くなったので、続きは明日に。

ブリーダーさん宅から実家へ

11月3日、大翔をブリーダーさん宅から引き取りに行きました。
大翔は8月2日生まれです。戌年生まれで獅子座。
ブリーダーさんにお伺いのメールを出したのが、7月の半ば。
それから指折り数えて待っていました。

賑やかな姫柴の庭で生まれ育った子を、遠くのカナダまで連れて行ってしまいます。
お母さんや妹と遊べるのもこれが最後。申し訳ない気もしたりして。

ブリーダーのコロスケさん、お母さんのイチョ子ちゃん、お父さんのAくん、大翔のこと、う~んと大切にします。良い子を本当にありがとうございます!

この日はコロスケさんに用意してもらったキャリーケースで大翔を東京の実家に運びました。

地下鉄と新幹線と山手線を乗り継ぎ。
下は新幹線の中。乗る直前に指定席を取りました。幸いにも隣が空いていました。
大翔はず~っと座席の上で、全く声も出さずに大人しくしてくれました。なんて良い子~♪

新幹線乗車用のタグです。犬って手回り品扱いなのですねー。

この後、成田に行く時に判明したのですが、普通のJRに乗っても同じ料金280円なのです。時間が丁度よかったので、上野からスカイライナーで行ったのですが、その時の上野までのJRの料金、私が160円で大翔が280円。何だか納得できないぞ~と思うのは私だけでしょうか?(笑)

受取日から5日間、東京の実家に世話になりました。
実家に着いた直後から、かなりリラックス。

ですが、用意したケージはお気に召さず。キュンキュン言って嫌がっていました。
この写真も目が怒っているようです。

粗相もしないし、泣くしーと結局ケージは2日で御用済みになりました。
泣くと言えば、すごかったのがこの時。

初めてのシャンプー。ものすごい声で泣きわめいてくれました。
シャンプーの時に悲鳴をあげる柴がいるというのは聞いていたのですが、大輔も姫もクンクンと悲しそうな声で泣くだけだったので、経験したことはありませんでした。大翔の悲鳴はすごかった~。
次回もそうなのか、今からわくわくです(笑)

きれいになって、カナダ行の準備も万端。
実家で母に甘やかされながら(私も、大翔も)、出発の日を待ちました。

はじめまして

はじめまして。我が家の新入り、たいしょうです。
漢字は大翔と書きますが、我が家の大将と言う意味も含めています。こちらの友人に名前の意味をきかれた時は、ボスっていう意味だよ~と説明してます。

我が家に着いた日には雪が薄っすらと積もっていました。
5時間かけてバンクーバーから車に揺られて来たというのに、元気いっぱいだった大翔、初めての雪に大喜び。我が家の庭も大翔が来て嬉しそうです。

家の周りをぐる~っとフェンスで囲んではいるのですが、まだ完成ではないので、しばらく綱付きです。
何かというと外に出たがります。寒いのですが、元気いっぱいの大翔を見ていると、ほのぼのして、寒さを忘れてしまいます。

元気いっぱいの大翔に比べて、旅の疲れと時差ボケで、ぼーっとしています。
大翔の日本のブリーダーさん宅から我が家までの大旅行の顛末は、明日から少しづつ書きたいと思います。
今日のところはお披露目まで。

可愛くて、人が大好きで、お利口で、とても良い子です。はい、すでに親ばかです。
奇しくも今日は大輔の誕生日でした。
大ちゃん、お誕生日おめでとう。弟ができたよ。
大輔に似ているところもあり、姫に似ているところもあり、全然どちらにも似ていないところもあります。
大翔のことを見ていると大姫のこともたくさん思い出します。
見守ってくれているようです。

鹿のこと

今日はサンクスギビング(感謝祭)で祝日です。カナダのサンクスギビングはアメリカよりも1ヶ月早いのです。
感謝祭は基本的に収穫に感謝するお祭りなので、寒いカナダでは早いというのは納得です。

我が家の車道で若い牡鹿達が群れていました。若い雌が一頭だけ混じっているようですが。
鹿も人間もティーンエージャーは群れがちなのでしょうか?(笑)

鹿は英語でdeerと言います。雄雌の区別をつける場合には雌鹿はdoe、牡鹿はstag又buckと呼ばれます。有名なサウンドオブミュージックの「ドレミの歌」で、日本語では「ドはドーナッツのド」と訳されていますが、英語の歌詞はドはdoeで牡鹿のこと~と歌われています。

stagと言うのは牡鹿でも大きい牡鹿のことを指すのだそうですが、”stag”ですぐに思いつくのは、結婚式の前に新郎とその友達がするパーティのこと。これはstagパーティと呼ばれます。このパーティの起源は紀元前5世紀のスパルタにまでさかのぼるのだとか。男性のすることは今も昔も変わらないってことでしょうか?

buckはスラングでドルと言う意味に使われます。a buckというと1ドルの事。これは昔、鹿の皮は貴重品でお金の代わりに使われていたからだとか。

以上鹿にまつわる色々でした。

紅鮭に敬礼!

アダムス川は北米で紅鮭が産卵の為に数多く帰ってくる川として有名です。

4年ごとの周期で鮭の数が多くなります。何百万匹という鮭が川を上ってくるのだそうです。
今年がその4年目に当たるというので、見に行ってきました。
多い時には川が鮭で真っ赤になるほどらしいのですが、少々まだ時期が早かったようです。
しかもあいにくの雨で見づらいのですが、赤いのがそうです。
かなり川の流れが速いのです。ここまで来るのに大変な体力を使っているのに、その上に急流です。
4年ごとの鮭祭りが “Salute to the Sockeye(紅鮭に敬礼)” と呼ばれるのもうなずけます。

鮭は川で生まれ、成長すると体を淡水魚から海水魚に作り替えて海へと渡ります。
産卵時期になると今度は海水魚から淡水魚に変化して、生まれた川に帰ってくるのだそうです。
生まれた場所を覚えていて、産卵場所はそこから数メートルの範囲なのだとか。
産卵時期の鮭は頭が緑色、体は真っ赤になります。

これは上流のほう。すでに産卵を終えたのか、力尽きたのか、横たわる鮭が見えますが、痛々しいので遠見で。

家から車で2時間ほどなのですが、せっかくなので1泊しました。
泊りは先住民の部族が所有・経営するホテル。木をふんだんに使った良い感じのホテルでした。

周りに何もないので食事もホテルのレストランで。辺鄙な場所にあるにもかかわらず、思いがけなく良いレストランでした。

夕食、私のはエルク肉のパスタ。牛肉よりもあっさりした味です。

ダンナのは鹿肉のベーコン巻きです。鹿肉は脂肪分が少ないのでパサパサしがちですが、これは柔らかくて美味でした。

一緒に出てきたパンはバノックと呼ばれるもので、先住民のパンとして有名です。
イーストを使わずに作るパンで、焼く場合と揚げる場合があるそうですが、ここのは揚げてありました。


カリカリの揚げパン、美味しいはずです。太りそうなのについつい手が出てしまいました。

またゴルフです

ゴルフの話題が続いてしまっていますが、昨日はトーナメントでした。

と言っても、普通にプレーするのではなく、“ショットガン”と呼ばれるスタート形式です。
それぞれのチームが各ホールから一斉にスタート。私達のチームは2ホールからスタートしてコースを回り、1ホールが最終ホールでした。そして、各プレーヤーの得点ではなく、チーム戦です。
いちばん良いショットの場所からチームの全員が次のショットを打ち、またその中のいちばん良いショットの地点から次のショットを打ちます。但し、得点の上限はボギー。それ以上はプレーできません。その上に男性は4打、女性は2打以上のドライバーショットをカウントしなければいけないというルールもあります。

仲の良い友人カップルとのチームだったので、コース上の紅葉にも見守られ、和気あいあいの楽しいゲームでした。
結局我チームは5オーバーのスコアーでした。20組以上が参加した中で真ん中ぐらいの成績だったようです。

ゲームの後は、夕食とプレゼント交換会。10ドル以上、20ドル以内のプレゼントを各自用意。中身が見えないように包装して、スコアーが良かったチームと、びりのチームから良さそうな品を選んでゆきます。私が選んだのは色々なフレーバーの料理酢の詰め合わせ。ダンナのはゴルフボールセットでした。お互いに丁度良いのが当たったようで満足でした♪

ゴルフの話題ばかりなので、おまけに松茸ご飯を。
土曜の朝に開かれるマーケットでキノコや野草のブースがあります。この時期になると松茸が出ているので、行ってみると大当たりでした。

匂いが良くて二つで10ドル。カナダ産の松茸もなかなかの味でした。

ゴルフ場風景

早朝ゴルフ、7時少し前で気温が4.5℃です。
池から湯気が上がっています。
寒い~を連発しながらティーオフ。4ホール目ぐらいでやっと暖かくなってきました。
早朝ゴルフは今シーズンは打ち止めのようです。

日中はまだ大丈夫。これは午後3時ごろの画像。
虹がかかっていました。

どちらも9ホールだけ。
ゴルフはいつまでたっても下手の横好きですが、ゴルフを通じてたくさん友人が出来たので良しとしましょう(笑)

ワイナリー3軒

ここケローナには40を越えるワイナリーがあります。近隣の町を合わせたオカナガン地方だと200を越えます。
かなりよりどりみどり状態です。
先週は続けて3軒のワイナリーへ行ってきました。

50th Parallel Winery。ここは去年まではただのワイナリーだったのですが、今年に増築してレストランを併設しました。


レストランの評判が良いので、行ってみたかったのでした。
20人ぐらいのグループで行く機会がありました。前菜のサラダはレストランのサービスでした。
私のメインはhalibutという魚です。カレイの仲間で、日本語ではおひょうだそうです。日本ではどうなのかわかりませんが、こちらでは高級魚です。

盛り付けが綺麗~。ソースもあっさりめで美味しかったのでした。

次の日にはやはり大人数でランチ。Chase Wineryです。
女性ばかりで姦しい。散々おしゃべりして、大満足。その上、特別に発酵中の濾していないワインを飲ませてもらいました。口当たりがよくて、グレープジュースのような飲み口でした。

最後はSpearhead Winery。ワインクラブの会員になっているワイナリーです。

葡萄がたわわに実っていて、収穫まであと2週間ほどだとか。
鳥が食べに来るので、ネットがかけてあります。
試食させてもらいました。食用のとは甘みが違いますが、それでも美味しい葡萄でした。

夏の間、野菜や果物は農家や果樹園から直接買います。そしてワイナリーは近所にたくさん。
夏のケローナは食べ物天国です(笑)

早朝ゴルフ

北海道の地震で大きな被害がでているとか。日本列島、災害続きですね。
被害に遭った方々にお見舞い申し上げます。
早く復旧しますように。
行政に災害防止と災害後の対策をしっかりとお願いしたいものです。

こちらも山火事の可能性がある間は貴重品をまとめて置き、旅行に行く時も持って出ていました。
最近、涼しくなってきて、山火事も鎮火の方向に向かっているようです。
ですが、まだ州内で400カ所ぐらい燃えているらしいです。
2週間ほどすっきりとした景色でしたが、再び煙くなってきています。

すっきりしていた時の早朝ゴルフです。9ホール回って朝食を食べます。
そう言えば、日本ではハーフをプレーするとか言うと思いますが、英語でハーフと言っても通じません。

朝6時48分のティータイムで気温は10℃。。。
池から湯気が上がっていました。
そろそろ朝は厳しくなってきそうです。