ゴルフ旅

コロナが完治した途端に、友人夫婦と一緒にカムループスという所に2泊3日のゴルフの旅に出ていました。
旅と言っても、近場で、車で2時間ほどの距離です。
1日目は途中にあるサーモンアームというゴルフ場。
林の中を抜けていくコースで、フェアウェイを外れると、ボールが林の中に消えて無くなるという悲しい結果になります。しかも雨!
普段は雨が降ったらゴルフはしないのですが、ゴルフと宿泊のセットで申し込んでしまったので、プレーしないという選択はなかったのでした。
幸いにもそれほどひどい雨ではありませんでしたが、写真はありません。

2日目はトビアーノというゴルフ場。1日目とは打って変わって、全く木のないコースでした。
木がないのは良いのですが、フェアウェイが平らではありません。

ボールの落下地点を選ばないと、坂を転がり、崖から下に落ちて消えてなくなるのでした。
しかも、グリーン手前も坂になっていて、グリーンに届かないと手前に転がって返ってきてしまうという悪どさ!

とは言うものの、友人夫婦も私達もそれほどスコアーにこだわっていないので、楽しめました。
何組かのカップルで週に1、2回ゴルフを楽しんでいます。
6年ぐらい前に一緒に始めて、その時点では全員が初心者程度だったので、6年後でもレベルがほぼ同じで、一緒に楽しめるのが嬉しいです。

大翔はいつものシッターさん宅でお留守番でした。
食欲が減退することもなく、良い子でいてくれたそうです。

博物館と動物園

ウィニペグ滞在4日目にはHuman Right Museum (人権博物館)に行きました。

重い問題に果敢に挑戦している博物館で、展示は見応えがありました。
建物自体のデザインもユニークです。下のは各階を結ぶスロープ。階段はありません。

その後、車をレンタルして、夫が以前住んでいた場所を巡りました。
5軒のうち4軒の家が現存していました。

こんな所にも行きました。

日本製品がずらり〜♪ 「OOMOMO」という妙な名前のお店です。
ダイソーの姉妹店なのでしょうか?結構な大型店舗です。
そして、なぜこれがウィニペグにあるのかも疑問。
最近、飛行機の遅延や欠航が相次いでいるので、今回の旅行は手荷物のみでした。
実際に、行きも帰りも遅延して、行きの乗り継ぎ便は後2分遅かったら、乗り遅れる所でした。
帰り便は事前に遅れることがわかっていたのですが、到着が遅くなるので、経由地を変えてもらうために電話したところ、保留も含めて3時間かかりました。
という訳で、手荷物だけにしたのは大正解だったのですが、このお店で大量買いができなかったことが心残りでした。

翌日はまず動物園へ。
日本では「クマのプーさん」で知られているクマさん、本名はWinne the Pooh (ウィニー・ザ・プー)といいます。このプーさんと一緒にいる男の子はクリストファー・ロビン。この男の子の名前は作者の息子の名前で、ウィニーというのは息子が持っていた熊のぬいぐるみの名前。それはその当時ロンドン動物園で人気を集めていたウィニペグから来た雌の黒熊の名前にちなんだものだったそうです。
で、この動物園にも何かプーさんにちなんだお土産品なんぞがあるかもーと期待していたのですが、全くそんな気配もありませんでした(笑)

ともあれ、この動物園の見どころのひとつは

白熊が泳いでいるところが見えるところ。
基本的に動物を捕らえて閉じ込めている動物園は好きではないのですが、ここの動物園は白熊の保護に力を入れています。親にはぐれた子熊を保護し、自然に帰れるようになるまで育てています。そういう点は評価できると思いました。

蝶園ではひらひらと舞う色とりどりの蝶にうっとりでした。
夫の帽子の飾りになっている蝶。
出入りの際には蝶が外に出ないように、気をつけなければいけません。

そして楽しかったのが、ここ。

恐竜園です。
生きた子達を捕まえてこないで、展示動物は全部こういうのにしたらいいのにねー。

ウィニペグに行ってきました

ウィニペグってマニトバ州の州都です。
日本ではあまり有名ではないような気がするのですが、どうなのでしょう?
こちらでもそれほど観光地という認識はされていないようで、「ウィニペグに遊びに行ってくる〜」と友人達に言うと、「え?なんで?」とか、「蚊が多くて、大変だよぉ〜」とかいう返事が返ってくるのでした。夏は蚊が多くて、冬は平均最高気温が−10℃前後、寒い時には−35℃ぐらいにもなると言うなかなか厳しい環境の場所のようです。

夫は高校の後半から大学を卒業して、6ヶ月後にバンクーバーに引っ越すまでここに住んでいました。
色々な昔話に出てくる場所なので、1回は行ってみようと言うことになりました。
幸いにも、義姉夫婦が私達のいない間、住み込みで大翔の面倒を見てくれることに。
これは行くしかないでしょー!

蚊の大群に襲われたらどうしよーと、恐る恐る行ったウィニペグですが、良い意味で期待を裏切ってくれました。見どころ満載で、食べ物も美味しい、公園が至る所にあって、広々〜とした町でした。

まずは、建物編です。
下のはネオ・ゴシック様式の州議事堂。1920年に完成しました。内部を案内してくれるツアーに参加しました。
贅を凝らした建物にびっくり。ウィニペグはその昔は穀物取引の中心地で、裕福だったのです。

次の日にはまず美術館へ。
先住民のアートがたくさん展示されていました。
その他の絵画の展示の中に、何気にユトリロとかピカソなどが紛れていました。
その昔の4年間でルーブル美術館全制覇計画のせいで、美術館の個人的基準がルーブルなってしまっていて、どこの美術館に行ってもそれほど満足できないので、感想は控えますです。

この日は次にエクスチェンジ・ディストリクトと呼ばれている地域へ。
以前は穀物取引場があった地域だそうで、当時の面影を残す建物があちらこちらにあります。
映画のロケにも度々使われているそうです。

この日は盛りだくさんで、エクスチェンジ・ディストリクトの後にゴッホのデジタルアート展に行きました。
ウィニペグは元々芸術や音楽が盛んな土地で、何か催し物があるかと期待していたのですが、夏の間は無いようで、がっかりしていたところ、この催しを見つけました。
著作権に抵触するかなーと不安ながらも、短いビデオなので、お許しをーと言うことで、少しだけ載せてしまいます。

長くなりそうなので、後日に続きます。

3歳児と4歳児

トロントに住んでいる夫の甥っ子が息子を連れてバンクーバーの義姉宅へ来るというので、会いに行ってきました。
甥っ子の息子ちゃん、もうすぐ3歳です。
わんこって3歳児ぐらいの知能があるそうなので、このふたり、良いコンビなのでは?

と思っていたのですが、人間の3歳児は片時もじっとしていないし、しょっちゅう何かを叫んでいます。
大翔のことは気に入っていて、後をついて回ったりしてくれたのですが、落ち着いた4歳柴にとっては少々迷惑だったようです。

微妙な距離を置くふたり。
それでも、大翔は吠えたり、噛みつこうとしたりするようなことはなく、息子ちゃんも乱暴なことはしないので、上のような感じで落ち着いていました。

私のバンクーバーでの楽しみは日本人経営の美容室に行くこと、日本食料品店で食材を買い込むこと、そして、日本料理のレストランに行くこと。

担当してくれた日本人美容師さんに教えてもらったレストランでランチ。
少しづつ色々な料理が楽しめて、大満足でした。
ちなみにレストランはこちら、
Eat Bar & Patio Haraheri,, 888 Nelson St m101

家に帰ってきてホッとしている大翔、野菜畑の木陰で寛いでいます。

小旅行と美味しいもの

35℃越えの暑い日が続いています。
少し標高の高い所は涼しいのではないかと、車で3時間ほど離れたサン・ピークスという場所に行ってきました。ここは日本ケーブルが開発した場所で、スキーリゾートとして有名です。

涼しいことは涼しかったのですが、泊まったスキーロッジにはエアコンがありませんでした。
しかも、南向きの日当たりの良い部屋!
冬は居心地の良いロッジなのでしょうが、夏は暑くて堪りませんでした。

リゾート内にあるゴルフ場は景色が良くて、気持ちの良い所でした。
が、フェアウェイが狭くて、その横は藪、林、小川に池、、、
何個ボールを失くしたことか。数は聞かないでくださいませ。

小旅行から帰った日にご近所さんに特別な夕食に招待されました。
メインのご馳走は、トリッパ(牛の胃腸)です。
臓物料理、苦手な人が多いです。日本でも?
私?大好きです。

左上のは典型的なトマトベースのイタリア料理、右上のはバターで炒めたもの。
どちらも美味でした。
以前にトスカーナ地方で食べたトリッパ料理が美味しすぎて忘れられず、ことあるごとに吹聴していたら、イタリア系のご近所さん達にご馳走してもらうこと、これで2軒目です。嬉しー!
トリッパ料理は下茹でに1日、煮込みにもう1日と手間暇かかった貴重なものなのです。
こちらで手に入る牛の胃腸を使って、味噌煮込みなどもできるかもーと思うのです。
でも失敗したら誰も食べてくれなさそうなので、躊躇しています。

ワイナリーへ

ここオカナガン地方はワインの産地です。
多くのワイナリーがワインクラブという制度を設けています。
クラブのメンバーになるには、年に決まった本数のワインを購入するという規定があります。
その代わりに、値段が割引になったり、メンバー限定の催しに参加したりできます。
決まっただけ購入してくれる顧客というのは歓迎されるものらしく、たくさんのワイナリーがメンバーの獲得に力を入れています。私達は2社だけですが、知り合いの中には10社ぐらいのワイナリーのメンバーになっている人達もいたりします。

メンバーになっているBartier Bros. というワイナリーでBBQの催しがあったので、大翔を連れて行ってきました。このワイナリーは車で家から南へ2時間ぐらいかかる場所にあります。
オカナガンのワインは甘めのものが多い気がするのですが、ここのワインはキリッと辛口です。

たくさん人が居る知らない場所に来て、緊張気味の大翔です。

基本的に人が好きなので、ご機嫌でいてくれました。
下の写真は途中で立ち寄った公園のピクニックベンチです。
大輔と同様、大翔も草の生えた地面よりも、舗装された場所を歩く方が好きなようです。

相変わらず車が苦手で、ハーハー言いっぱなしなので、家に帰り着いた時にはすっかりくたびれていました。
たまにはこんなお出かけも刺激があって良いかも♪

美術館とオペラ

大英博物館以外に行ったのは、ビクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)とテート・モダンでした。
V&Aはデザインを重視した博物館で、夫のお気に入りです。
お越しの際は、豪華なカフェテリアもお見逃しなく!

テート・モダンは発電所だった建物を改築したもので、近現代美術館です。
セント・ポール大聖堂を背にしながら橋を渡ったところにあります。

個人的にモダンアートはあまり趣味ではないのですが、こちらも夫の趣味に付き合いました。
草間彌生さんのミラールームの特別展が開催されていましたが、チケットが売り切れでした。残念!

ロンドンでいちばん楽しみにしていたのが、ロイヤル・オペラハウスでオペラを見ることでした。

2019年に行った時に素敵なレストランを見つけて、次回はきっとそこで食事をしよう!と思っていました。
レストランは何箇所かあるのですが、下の素敵なバーカウンターがある部分に座ってみたかったのです。

ここは軽食のみだったのですが、気にしないのです。しっかりと事前に予約して、オペラの前に食事を済ませたのですが、ここで、なんと、レストランの仕組みがわかっていなかったことが判明。
オペラハウス内のレストランのテーブルは、オペラが始まる前から終わりまで、ずーっと予約した人のものなのです。

なので、素早く食事を終える必要がなく、ワインやシャンパンも事前に頼んだものをキープしておいてもらえます。そして、幕間に戻ってきて、優雅に食後のデザートやら、ワインやらを楽しめるのです。
知らなかった。。。
ともあれ、オペラは、「ラ・トラビアータ(椿姫)」でした。楽しめました!!

今回の席は舞台の横、オーケストラも見える席です。
少々舞台が見づらい場面があったりするので、お値段が安めなのです。
以前ロンドンに住んでいた友人のおすすめの席でした。

大英博物館と劇場

リスボンからロンドンへ移動。
カナダと日本のパスポートはどちらも機械を通すことができるので、素早く入国できました。ラッキー♪
ロンドンでのお目当ては劇場と博物館や美術館です。その為、劇場の多いコベントガーデンに近いホテルに泊まることにしました。予約した時は気が付かなかったのですが、そのホテル、大英博物館のすぐ横でした。
これは行くしかないでしょ〜。

ここに来るといつも思うのですが、ここって大英帝国時代に奪取してきたものの収納庫だなぁ〜っと。
巨大な石像など、よく運んできたな〜と、その熱意にびっくりします。
もちろん、正規の手続きを踏んで、買収したり、譲られたものも多くあると思います。
奪い取ってきたと言っても、悪いことばかりでなく、ここに収納されなければ、失われたものもたくさんあると思います。
泊まったホテルはこちら。

左のはレパード(豹)バー。豹柄がモチーフです。
部屋はポルトガルで泊まったホテルに比べるとずっと小さいですが、ロンドンなので仕方がないかな。
劇場街の一角にこんな飾りがありました。

着いた翌日に劇場へ。

“The Ocean at the End of the Lane (小道の行き止まりにある海)”というファンタジーな小説を元にしたお芝居でした。楽しめました。

エヴォラとパルメラのポサーダ

トマールに立ち寄った後、エヴォラに向かいました。アレンテージョ地方の中心都市です。
旧市街はぐるっと城壁に囲まれています。世界遺産です。

エヴォラの町が近くなると、こんなのが見えてきました。

アクアダクト、日本語では水路橋?
ローマ時代のものかと思ったら、1532年建設だそうです。全長が18kmもあります。
町の中にも続いていて、建物の一部として利用されていたりしています。

こちらは城壁内にある本物のローマ時代の遺跡。ダイアナ神殿です。

旅も終わりに近づき、教会にも、凸凹の敷石にも、石の壁にも飽きてきていたので、エヴォラ観光は町をぶらつくだけに終わりました。

夜7時、お腹が空いてきたので、時間は早い(!)ですが、開いているレストランをググって探しました。

たどり着いてみると、外のテーブルで、シェフとオーナーがワインを飲んでくつろいでいました。
「まだ早い? 開いている?」と声をかけると「いいよ〜」とお店の中に案内されました。
前菜はとろけそうなイベリコハム。夫のメインはうずらのパイ包み、私のメインは、やっと巡り会えた日本で食べるのと同じ食感のタコの天ぷらでした。大満足!

デザートにコーヒーも飲み終えて、そろそろ帰るか〜と思っていたところに、新しいお客が入ってきました。
「空いている席がありますか?」と聞いてくる客に、オーナーが「どこから来たの?」
私たちの席のすぐ横でやりとりしているので、嫌でも耳に入ってきます。
「フランスからです。」という答えに、オーナーが「満席です。」とキッパリ。
「私達、もう終わりますから〜。」と声をかけると、オーナー、「そこは予約が入ってるから。」
嘘だ〜、そんな様子は全くなかったよぉ。どうやら、オーナーはフランス人が嫌いなようです。
日本人とカナダ人の組み合わせはOKなようです。
帰り際に、孫娘は日本が大好きなんだよー、会いたかったと思うよ〜と言ってくれました。
国の印象が良いってことは、良いことですね。

最終日の泊まりは、パルメラという町です。リスボンから近くて、ポサーダがあったので。
エヴォラに2泊しようとしていたのですが、イースターの休みと重なって、ホテルがどこも満室でした。
それが幸いして、コルク樫とオリーブの木の林を見ながらのドライブの末に着いたパルメラのポサーダは、とても居心地が良かったのでした。

元は修道院と城だったそうです。白い建物がホテルです。
中庭には藤が満開。

部屋の中です。バスルームのカラフルなタイルがいかにもポルトガル♪

午後の遅いフライトだったので、ゆっくりと午前中を過ごし(ポルトガルのホテルのチェックアウトは12時のことが多いのです。ゆっくり過ごせて助かりました。)、エアポートに向かいました。

ポルトガルよ、さようなら。楽しかったよ〜♪

トマール

コインブラで1泊を過ごした後、翌日向かったのはトマールという町です。
古代ローマ時代にもここに都市があったそうです。
見たかったのは、テンプル騎士団の本部だったこの場所です。世界遺産です。

9−12世紀にイスラム教徒が使っていた建物をを含めて、城が完成したのが1160年でした。
1319年にテンプル騎士団が潰された後は、キリスト騎士団が引き継ぎました。
エンリケ王子はこの騎士団の団長だったことがあって、航海の成功は騎士団の財と知識があってこそと言われているそうです。
16世紀には新しい建造物が付け足されました。

エマニュエル様式というのは、16世紀のポルトガルで流行した建築様式で、過剰な装飾が特徴だそうです。

教会の内陣。やはりこちらも装飾が半端ではありません。

ジョアン3世の回廊。これも16世紀のものです。イスラム建築の影響がみられます。

あと1回でポルトガルレポは終了です。ポルトガルの旅、あと3日を残すまでになりました。
今日はこれからゴルフ。ハーフを回ってきます!