旅レポの続きです。
バムフィールドの町は入り江にまたがって、西と東に分かれています。
フェリーが最初に着いたのは西側で、ここには他の町へ行く道路が通っていません。
友人宅があるのはこちら側。
隣町へ行くには、フェリーを利用するか、ボートで東側まで行く必要があります。
不便と言えば、不便なのですが、そんな不便さも町の魅力のひとつかな~と思います。
海辺にそって延々と木製の遊歩道が続いています。
着いた日は遊歩道を含めた近所を散策、そして次の日はボートで東側に渡って、
先住民の住居跡を訪ねるハイキングツアーに参加しました。
ツアーを始める前に、クーガーが徘徊しているという情報が来て、襲われる危険を考えて、ツアーが取り消しになりそうだったのですが、普通よりも短いツアーならということで、連れて行ってもらえました。
高い木々が密生する森を抜けると住居跡がありました。
住居跡は7、8カ所に分かれていました。5千年ぐらいの間、ここに人々が暮らしていたのだそうです。
こちらは柱と梁の跡。
住居跡の目の前にはこんなきれいな入り江がありました。
Huu-ay-ahtというのが部族の名前です。
“Ancient Sprit, Modern Mind(伝統を重んじる心と進取の気性)”と言うのがこの部族のモットーです。
延々と政府と土地の所有権で争っている先住民部族も多い中、この部族は近年になって政府と和解し、その和解金で、ホテルなどの施設を買収し、部族の為だけではなく地域に貢献して、相互の発展を図ろうとしているのだそうです。こういう部族が増えてくれて、カナダの先住民問題がより良い方向に向かうとよいのですが。
案内してくれたのはそんな素敵な部族のチーフの息子さんでした。
綺麗な入り江で歌も披露してくれました。
こちらは部族の本部。
日曜日で閉まっていて、外側だけです。
大きな木をそのまま使った建物は圧巻でした。
こちらは次の日に行ったパチナ湾(Pachena Bay)。West Coast Trailという長く(75km)険しいハイキングコースにあります、、、と言っても初めの地点にあるので、私達が険しい道をハイキングしたのではありません(笑)
思いっきり深呼吸したくなるような場所でしょう?
4 comments
静かな入り江に可愛い家が並びのんびりした風景、羨ましい情景です。
先住民の方々との譲り合いで平和に暮らしたいですね。
良い旅でしたね。
カナダには先住民問題が色々あったりするのです。
でも、ここの人々の態度は立派だと思いました。「迫害された歴史はあるけれども、過去ではなく将来へ目を向けたい。」とチーフの息子さんが語ってくれました。
Bamfield の紹介 簡潔によくまとめてあって、写真もすてき、、又又 感心してしまいました。
海に面し 隣町からは離れているし過疎化して当然なのに なぜか心惹かれる土地、美しい風景,商業化していないのに なんとなくセンスの良さが感じられたり、、そして 先住民の歴史が なにより心に伝わってきそうな土地ですよね。 Westcoast trail は 娘のボーイフレンドが 友人たちと何か月も前に予約しておいたのに 1週間ぐらいのハイキングの毎日が雨、という気の毒な結果だったようです。 私も若かったら行ってみたかった(若くても歩けなかったかもしれないので 夢、だけですが)
Bamfieldにはもっと素敵な場所がたくさんあったのですが、何故か写真が残っていませんでした。
ブロガーとして、反省です。
Westcoast Trailのハイキング、テントやら食料やら、必需品を全部担いでいかねばならなくて、しかも険しい道のりで、考えただけでも私達はダメです。それで、毎日雨だなんて、、、本当にお気の毒です。
Mosshavenさんは行ってみたかった派ですか?すごい!
泊らせてもらった友人夫妻のご主人のほうが、このTrailの管理人だったのです。それで、Pachena bayだけはどうしても見せたいということで、連れて行ってもらったのでした。