オリンピック会場

ゼウス神に捧げる古代ギリシャ男子の裸の祭典、オリンピックの会場です。
下はジムナジウム。競技者のトレーニング用の施設です。屋根も付いていました。
今の体育館を大規模にして、豪華にした感じ?

ゼウス神殿。
オリンピック開催時には牛を屠ってゼウスに捧げました。
実際は少しだけ捧げて、後は皆で食べていたそうです。さぞかし大宴会だったことでしょう。

博物館にゼウス神殿の破風の彫刻が展示されていました。破風の彫刻だけでも壮麗です。本物はどんなにか。見てみたかった~。

こちらはゼウスの妃、ヘラに捧げられた神殿です。 紀元前7世紀の建物で、ギリシャ最古の神殿と言われています。オリンピックの聖火を灯す儀式が行われるのがここです。

プリタニオンという建物です。普通は市庁舎などのことを言うのだそうですが、この場合はゼウスの大祭の責任者達が居たところでした。競技の勝者達と招待者達がここで宴会をしたのだとか。

フィリペイオン。マケドニア王フィリッポス2世が戦争の勝利(紀元前338年)を記念して建てたもので、息子のアレクサンダー大王を含む金と象牙でできた家族の像が安置されていたそうです。人間に捧げられた建物はこれだけだったのだそうです。この王様、相当羽振りがよかったのですねー。

ゼウスのブロンズ像が乗っていた台座。16の台座が現存しています。

ゼウスの像は競技でズルをした選手からの罰金で作られました。選手の名前と、どんなことで罰せられたかが台座に書かれているのだそうです。遠くに見えるのが競技場へのゲートです。競技場に入るにはどうしてもここを通ります。これから競技する選手たちへの戒めとして置かれていたのです。

そして、これがゲート。

競技場です。石でスタートラインが作られています。
スタートの仕方も面白いのですが、それについては後日また。

オリンピアのホテルはとても居心地の良い所でした。

芝生での食事が楽しかったです。

レッチーナと呼ばれる伝統的な製法で作られているワインがあります。その昔、甕でワインを保存していた時に、蓋を密閉するために松脂を使っていました。その松脂の風味を伝えるワインです。飲んでみたいと思っていたのですが、不味かったら嫌だと躊躇していました。このホテルのレストランで、「試してみたいんだけどー」と言ってみると、グラスになみなみと「サービス」してくれました。残念ながら、好みの味ではありませんでしたが、旅の思い出となりました。

2 comments

  1. says:

    オリンピック会場が残っているのですね、石で造られていると完全でなくとも面影が残って居て良いですね。スタートラインが石だとつまずきそう、、、

    • シオン says:

      スタートラインに足を付けて待ちます。ファウルをすると直ちに失格でした。
      2000年以上前の建物が少しでも残っているのがすごいですよね。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *