ハウスボート体験

ケローナから2時間ほどの所にあるSushwapという湖で3泊4日のハウスボートの旅にでていました。この湖は“世界一のハウスボートの湖”なのだそうで、シーズン中はハウスボートだらけになるようです。

4カップル、総勢8人で乗船したのがこのボート。

広々としたリビングダイニングとキッチン。
キッチンはオーブン、電子レンジ、コーヒーメーカー、トースターなど、必要なものがすべて揃い、冷蔵庫もフリーザーもふたつついていました。
リビングにはプロパンガスを使った暖炉もありました。
やや寒かったので、これが大活躍でした。

客室はこちら。ダブルベッドの部屋がこの階に3つ、2階にに1つ、それとシングルの部屋がひとつ。リビングと2階の操舵室にはソファーベッドがありました。

静かな湖をポテポテと(全くスピードはでません。笑)遊覧中。
2階にはジャクージもついていて、お風呂に浸かりながらの遊覧は最高でした。

夕方には入り江にボートを係留します。
クルーが太い杭を差し込んで、ロープで留める作業中です。

食事は持ち寄りで。
それぞれがしこたま食料を持ってきたので、毎日鱈腹食べて、飲んでいました。
健康にはあまり良くないかも、、、汗。

下のお肉は、Moose(ムース、又はヘラジカ)です。

ボートを係留した後は、付近を散策したり、本を読んだり、魚を釣ったりと、それぞれ好きなことをして過ごしました。

岸に積んであった石の上に、また石を積み上げてみたりも。
矢印の部分からが私達が積み上げました。
いちばん上にはビールの王冠を重ねました。

人懐っこい鴨達も、ワイワイと遊んでいるいい大人達を見て呆れていたかもしれません。

のんびりとした良い船旅でした。

日系カナダ人の戦中

ネルソン滞在中にカスロという町に行きました。
ここには戦時中の日系カナダ人のメモリアルがあります。

第二次世界大戦中、日系カナダ人はカナダ国籍を剥奪され、財産を没収され、内陸部の廃坑の町やゴーストタウンに強制移住させられました。日本が敵国だったという理由もありますが、人種差別も理由にあったことは間違いありません。

家族の男性と女性が引き離され、男性は強制労働につかされました。
こちらは男性の収容所の写真です。
メモリアルにはたくさんの写真が展示されていました。

ネルソンからの帰り道、ニューデンバーという町にもメモリアルがありました。

こちらが「被収容者」が住まわされていた小屋のひとつです。
厳寒の地で、断熱もなく、隙間風が入るような掘立小屋です。

戦争が終わっても、日系カナダ人には内陸部への移住か、日本に帰るかへの選択しかなかったそうです。内陸部での生活は過酷なものでしたが、日本に帰った人々も日本人から差別を受け、生活は楽ではなかったそうです。

1988年にカナダ政府が正式に日系カナダ人に対する不当行為を認め、謝罪しました。

このメモリアルセンター、今ではきれいに手入れされた日本庭園になっています。過去の歴史は消せません。ですが、それを隠匿することなく、きちんと記憶にとどめる努力をしている態度はさすがだと思います。

ネルソンへ

金曜日と土曜日に雨が降って、やっと煙い環境から抜け出せました。
本格的な雨は2ヶ月以上振りだと思います。
実は、その前日に久しぶりに洗車しました。
洗車すると雨が降るって、事実ですねー。しょぼん。

煙い環境だった先週に小旅行に出かけました。
綺麗なはずの景色がこんなや、

こんなになっていました。

目指したのはネルソンという町です。
こちらのきれいな建物は地方裁判所(たぶん)。

ネルソンはヒッピーの町として有名です。もともとは炭坑や林業で栄えた町だったのですが、そこにヒッピー達が住み着くようになり、今では町の雰囲気もヒッピー風になっているそうなのです。

こちらはファーマーズマーケット。
ケローナのマーケットに比べるとずいぶん小規模です。この日は水曜日。
土曜日のマーケットもあるそうなので、そちらのほうが大きいのかもしれません。

こうしてみると普通の町ではないですか?
どこがヒッピー?って思っていたのですが、

お店のショーウィンドーを見て、納得。。。

誰がこんなの着るのでしょう?

”か”がつくものふたつ

前回の記事の山火事が何とか鎮火の方向に向かって、胸をなでおろしていたところ、今度は湖の向こう側のPeachland付近で山火事です。小さな火事で収まるという予想に反して燃え広がり、1000ヘクタールになっているそうです。国境の南でもあちらこちらで山火事が起きています。 幸い我が家周辺は大丈夫ですが、周辺が火事の煙のせいで霞んでいて、大気汚染注意報が出ています。

自然が多くて、空気が綺麗な場所のはずが、大気汚染って、、、なんてことでしょう!

そんな中でも家の内装は少しづつ進んでいます。
やっと洗濯室にカウンターが付きました。
ちょっと遊んでみました。青のカウンターに白いペンキをこぼしたような柄です。

賑やかすぎという意見もありますが、気に入ってます。どうでしょう?

こちらは初物かぼちゃです。
近所の農家、荻さんのかぼちゃは、どれもとても美味しいのです。
和食のレシピの本で、美味しいかぼちゃは煮込まないようにするというのを知り、作ってみました。 かぼちゃ本来の味がして、我ながら悶絶するほどの美味しさでした(って言いすぎ?)。

煮込まない調理法って、常識なのでしょうか?

年をとっても学ぶことはたくさんありますねー。

入道雲ではありません

これ、雲ではありません。

14㎞ぐらい離れた地域で山火事がありました。
8月24日のことでした。風が強かったせいで、6時間ぐらいの間に350ヘクタールにも燃え広がりました。
一時は非常用持ち出し袋(大輔&姫の写真とか、大輔ぐるみとか、姫の毛玉とか入ってます)を確認してしまったほどでした。
その後、火事は400ヘクタールに広がりましたが、必死の消火活動のおかげで、今は鎮火の方向に向かっています。

テキサス州ではハリケーンで500年に1度という洪水が起きているそうですが、こちらはこの2ヶ月、ほとんど雨が降らず、30℃以上を超える日が続いています。
今はアメリカのワシントン州での山火事のせいで、灰までこちらに降っています。
早く雨が降って欲しいものです。

あれから3年

大輔が逝ってしまってから3年になります。
あっという間に3年。
一緒に暮らしていた日々が昨日のことのように思えるのに。

2歳5か月の大輔です。
ず~っと一緒にいられると思っていたあの頃に帰れたら、、、

大切な、大切な、大切な大輔、ずっとずっと愛しているよ。
また会える時を楽しみにしているからね。

キャンベルリバーその2

キャンベルリバーは鮭釣りのメッカとして知られています。
Tyee Clubという有名な会があって、30ポンド(約13.6kg)以上の鮭を吊り上げないと会員になれない決まりになっています。Tyeeというのは先住民の言葉で「チーフ」を意味するのだとか。

あちらこちらで釣りをしている人々をみかけました。

ですが、魚を釣り上げているところはただの1回も見ませんでした。
何故でしょ~。

魚を釣る人々を横目で見ながら、私達は州立公園でハイキング。
まずは、近くのエルクフォール公園へ。
こんな長~い吊り橋が迎えてくれました。

吊り橋からエルク滝がよく見えました。

長いハイキングコースもあるのですが、軟弱カップルは1時間ぐらいの短い距離で十分楽しみました。

翌日はStrathcona州立公園へ。
ここはBC州でいちばん古く、バンクーバー島でいちばん大きな(‎2,458.07 kmp>2)公園だそうです。

森林浴の発想って日本発祥ですが、最近はこちらでも取り上げられるようになっています。科学的にも効果が実証されているそうですね。

日本は涼しくなってきているのでしょうか?
こちらは相変わらず30℃以上、お天気ぃぃぃ~!の日が続いています。雨らしい雨は2ヶ月以上も降っていません。清涼の意味も込めて、滝の動画を。

森の清涼な空気でしばしリラックスしました。

綺麗な海と優しい森、バンクーバー島の旅は癒しの旅でした。

また来年も行きたいな~と思っています。

Campbell Riverへ

Mosshavenさん夫妻に別れを告げて、まず最初に向かったのがクームスです。
ここは屋根にヤギがいるショッピングエリアとして人気の場所です。

何故、屋根にヤギがいるのかは謎ですが、可愛いじゃないですか~♪
せっかくなのでアップでどうぞ。

クームスでショッピングを楽しんだ後、この日の宿泊地、キャンベルリバーへと向かいました。
途中でローカル色あふれる「にんにく祭り」に遭遇。
去年の秋にニンニクを植えて、夏に収穫できたのに味をしめたので、来年の収穫を目指して種ニンニクを買いました。

キャンベルリバーは海辺の町です。ここで、のんびりと海を眺めて、シーフードを堪能するのが目的でした。
花より団子で、まずはシーフードから。
キッチン付のコテージに泊まったので、お店でシーフードを調達し、宿で食べました。

妙なソースがかかっていたりせずに自然のままの味が最高!
オレゴンで食べたダンジョネスクラブ、ここでも手に入りました。
殻が柔らかいので、食べやすいのです。

フィッシュアンドチップスも今まで食べた中で1、2を争う美味しさでした♪

ご馳走様~!

ふたたびポートアルバニー

2日間の滞在の後、バムフィールドを後にしました。
フェリーは毎日運航していないのです。これに乗り遅れると、次はまた2日後です。

無事に再びポートアルバニーへ。
船着き場までMosshavenさんとご主人が迎えに来てくれていました。
なんて、至れり尽くせりの好待遇なのでしょう。感謝、感謝です。
そして、「5分で支度して、出発だよ~」と、拉致(!)されたのが、湖畔の素敵なお宅でした。
息子さんの家に家族が集まっての夕食にご招待いただいたのでした。

ところがです、この素敵なお家の写真がほとんどないのです。
あるのはお料理の写真ばかり。
だって、おいしそうなお料理が次々と出てくるのです。つい、目がいってしまいますよねー。

写真を見ているだけで、もう1度食べたくなります。
メインはパエリア、お料理担当のMosshavenさんのお嬢さんとお友達ふたりがベジタリアンなので、ベジタリアンバージョンもありました。

かろうじてあったお料理以外の写真。
左から、ご主人、ご主人の妹さん、お孫さんです。
お孫さんのコーナーくんはHalf Moon Runというバンドのメンバーで、カナダはもちろん、ヨーロッパやオーストラリアなど、世界中で公演しているアーティストなのです。
こっそりとMosshavenさんにお土産を手渡している場面を見てしまいました。
こんなに優しくてカッコいい孫なら持ってみたいかもー♪

総勢12人の賑やかディナーでした。
でも、皆さん普段はもっと賑やかなのだとか。
私達に遠慮して、控えめにして下さっていたそうなのです。
次回は喧々諤々のおしゃべりに参加希望です!

バムフィールドで

旅レポの続きです。
バムフィールドの町は入り江にまたがって、西と東に分かれています。
フェリーが最初に着いたのは西側で、ここには他の町へ行く道路が通っていません。
友人宅があるのはこちら側。
隣町へ行くには、フェリーを利用するか、ボートで東側まで行く必要があります。
不便と言えば、不便なのですが、そんな不便さも町の魅力のひとつかな~と思います。
海辺にそって延々と木製の遊歩道が続いています。

着いた日は遊歩道を含めた近所を散策、そして次の日はボートで東側に渡って、

先住民の住居跡を訪ねるハイキングツアーに参加しました。
ツアーを始める前に、クーガーが徘徊しているという情報が来て、襲われる危険を考えて、ツアーが取り消しになりそうだったのですが、普通よりも短いツアーならということで、連れて行ってもらえました。

高い木々が密生する森を抜けると住居跡がありました。
住居跡は7、8カ所に分かれていました。5千年ぐらいの間、ここに人々が暮らしていたのだそうです。

こちらは柱と梁の跡。

住居跡の目の前にはこんなきれいな入り江がありました。

Huu-ay-ahtというのが部族の名前です。
“Ancient Sprit, Modern Mind(伝統を重んじる心と進取の気性)”と言うのがこの部族のモットーです。

延々と政府と土地の所有権で争っている先住民部族も多い中、この部族は近年になって政府と和解し、その和解金で、ホテルなどの施設を買収し、部族の為だけではなく地域に貢献して、相互の発展を図ろうとしているのだそうです。こういう部族が増えてくれて、カナダの先住民問題がより良い方向に向かうとよいのですが。

案内してくれたのはそんな素敵な部族のチーフの息子さんでした。
綺麗な入り江で歌も披露してくれました。

こちらは部族の本部。
日曜日で閉まっていて、外側だけです。
大きな木をそのまま使った建物は圧巻でした。

こちらは次の日に行ったパチナ湾(Pachena Bay)。West Coast Trailという長く(75km)険しいハイキングコースにあります、、、と言っても初めの地点にあるので、私達が険しい道をハイキングしたのではありません(笑)

思いっきり深呼吸したくなるような場所でしょう?