2025.5.10 – 13
コルドバで車を借りて、まずはウベダという町へ。
ルネサンス様式の建物群が世界遺産に登録されているということなのですが、駐車できる場所がなかなか見つからず、観光は手短に切り上げて、全く英語の通じないレストランで素早くお昼を食べるだけに終わりました。
一応ルネサンス風かも?と思った建物を載せておきます。
グラナダでの泊まりは広いパティオのあるAirbnbでした。
翌日に早速アルハンブラ宮殿へ。
ずっと昔に訪れた時は観光客などまばらだったのが、今は事前に予約をしないと入れません。
行きたかったので、出発の6ヶ月前ぐらいに予約してチケットを購入しました。
上の写真、その昔に来たときも同じような写真を撮ったような覚えが。。。
この宮殿、色々な時代の色々な建物の集合体だそうで、9世紀末の後ウマイヤ朝の砦が元になっていると言われています。ここが大きく拡張されたのは、レコンキスタと呼ばれるキリスト教徒の領土回復(見方によれば、領土再征服)活動が盛んになっている頃、イベリア半島の最後のイスラム王朝、ナスル朝時代だったそうです。
いわば、半島におけるイスラム教徒の最後の砦でした。1492年にグラナダが陥落し、その後はスペイン王家によって使われることになります。
洗練された幾何学模様が優美です。
精密な模様の繰り返しに圧倒されるとともに、作り手の執念も感じてしまいます。



下は有名なライオンの中庭。昔に来た時も思ったのですが、ライオンのようには見えないと思うのです。
庭も重要な建物群の重要な要素です。維持するのも大変でしょうねー。


こちらはグラナダ陥落後にカルロス5世が建てたもので、外側は正方形で、中は円形になっています。
その遊び心(?)が楽しいですよね。


宮殿の近くの地区、アルバイシンはローマ時代からの伝統を持つ古い地域なのだそうです。


食事はもっぱらタパスだったのですが、夫の誕生日だったので、1日はミシュランおすすめのレストランへ。
幅の狭いレストランの両側が大きなガラス張りになっていて、空中で食事しているような感じでした。
食事の内容はまあまあだったので、景色の写真だけ貼っておきます。
タパスと言えば、グラナダでは飲み物を注文すると、タパスが1品無料でついてきます。
安くてびっくりしたタパスバーでは、ビール四杯とタパス4品で10ユーロ(1700円ぐらい)でした。もっと無料でタパスを注文できたのですが、お腹がいっぱいになってしまったのでした。
ボリュームありすぎな無料のタパス。
飲み物は赤ワインを炭酸で割ったティント・デ・ベラーノか輪切りのオレンジを入れたベルモットがおすすめ。
大聖堂です。16世紀に建てられました。様式はルネサンスとゴシック。
繊細で洗練された様式のアルハンブラ宮殿の装飾を見た後では少々無骨な気もしないでもないかなー。
偶然出あったお葬式の行列。
楽隊が行進していたので着いて行ってみたところ、教会から棺が担ぎ出されました。
こちらのお葬式って、これが普通なのでしょうか?

