誕生日ランチ

今回の旅行のいちばんの目的はダンナの還暦祝いでした。
マドリッドの数あるレストランの中で、ダンナが選んだのはLa Cabra。
ミシュランの一つ星で、ネットでの評判は賛否両論、、、どんなレストランかドキドキでした。

感想を先に言ってしまうと、とっても良いレストランでした!
誕生日祝いなのですが、ランチを予約しました。
と言うのは、ランチの時間は午後2時から、ディナーは10時半からなのです。
スペインの食事時間の遅いのは有名です。
シエスタの習慣のあった時の名残かもしれません。
今は家と職場が離れている場合が多いので、お昼寝をしに家に帰れないので、スペイン人はたいてい睡眠不足なのだそうです。

誕生日ランチ、2時から初めて、食べ終わったのが6時でした。
ディナーだったら、10時半から夜中の2時半まで食べていたのでしょうか?
ちょっと怖い!

ランチの品数、誕生日のケーキを含めて、全部で15種類+プチフールでした。

birthday cake

シェフのお任せメニューとそれに合うワインのセットを注文しました。
何が出てくるかわからないので、そのワクワクも楽しかったです。

覚書代わりにご披露させてください。

まず最初に出てきたのがこれ。
左がマッシュルームとパルメザンチーズのショートブレッド。
右が黒いガーリックとウナギのミルフィーユ。
アクリルの台に乗せられて、まるで宝石のようです。

entree 1

左がジャガイモとサバの握り、、、最後にもらった英語のメニューに”Nigiri(握り)”とちゃんと書いてありました。
右がベーコンと蟹のサンドイッチ。

entree 2

カリッと焼いたサーモンの皮にタコが乗ったもの。

antree 3

揚げたエビ。可愛いです~。

antree 4

これ、ベイクドポテトのように見えますが、中にたぶんアーティチョークが詰まっていました。
他の材料と混じって、口の中で溶けてしまうので、アーティチョークの味はそれほどしなかったのですが、テーブルの横で炙って、バーナーで焦げ目をつけてくれる演出が嬉しくて◎。

entree 5

ここまでがアントレでした。
メインの最初はゆず風味の西洋ゴボウ、上に乗っている白い物体は牛乳を沸騰させてできた膜だそうで、日本料理の湯葉からの発想でしょうか。
ソースはトリュフです。うふ~♪

main 1

イカのサラダ。黒いお皿と白いソースがきれいです。

main 2

鮪の照り焼き(たぶん)。上に乗っている紫色の物体は何だったのでしょー。

main 3

タルボット(イシビラメ)のポシェ。グリーンピースのソースで。
美味しかったです♪

main 4

最初のアントレからここまでずっと白ワインでした。
最後でやっと赤ワインとお肉の登場。
鴨の胸肉、ルーバーブのソースで。

main 5

デザートの初めはゆずのアイスクリーム、ニンジン添え、ソースはコリアンダーです。
斬新な取り合わせ!

dessert 1

お誕生日ケーキを挟んで、次のデザートもアイスクリームでした。
一体何味だったのでしょう。。。ここまでくると記憶もおぼろ。
綿あめ好きには嬉しい一品♪

dessert 2

コーヒーとともにプチフールが色々。どれも美味しかったです。

dessert 3

日本の懐石料理を思わせる、少量づつ、絵になるようなお料理でした。
ゆずやたまり醤油など、日本料理の素材も使われていました。
普通の西洋料理に慣れていて、美味しい料理をがっつり食べたいような人には不評だろうな~と思います。
ダンナのお姉さんと旦那様も一緒にマドリッドに行ったので、4人での食事でした。
私とダンナはもとより、他のふたりも日本料理好きなので、全員で大満足でした。

La Cabra
Celle Francisco de Rajas, 2, 28010