リヨン

2025.6.19 – 23

マラガからリヨン、サン・テクジュベリ空港までTransaviaという航空会社の便に乗りました。聞いたこともなかった航空会社だったのですが、KLMとエア・フランスの傘下だそうです。
リヨンはパリから南へ旅行する際に何度も車で通ったことがあったのですが、滞在したことがありませんでした。美食で有名な都市です。今回やっと立ち寄ることができました。
ところが、旅の疲れか、熱を出して1日はダウン、食欲もそれほどなく、せっかくのリヨンだったのに食に関しては残念なことになりました。

リヨンの宿は例によってAirbnbでした。空港からタクシーで延々と丘を登ったところにあり、あたりのビルには至る所に落書きが。アパートのあるビルに入ってみると廊下は薄暗く、壁のペンキが剥がれています。え?ここ?と部屋の中に恐る恐る入ってみると、居心地の良さそうなアパートが出迎えてくれたのでした。ホッ。

かの有名なリヨン出身のシェフ、ポール・ボキューズの名前を冠したマーケットです。
フランスのチーズの種類の多さに改めて感動。

旅の終わり頃で、食欲がどうなっているのかわからなかったので、レストランは事前に1軒だけ予約して行っただけでしたが、正解でした。

左は予約して行ったRacineというレストランのもの。右はポール・ボキューズのブラッセリーのひとつ、Le Nordです。

結局、気に入ったレストランは宿の近くの観光客は行かないような地元民のためのレストランでした。
接客も良くて、料理も、飲み物の品揃えも満足できるお店を2軒見つけました。
名前は覚えていないので、悪しからずです。

有名な騙し絵のビル。ポール・ボキューズさんもシェフの服装で登場しています。

シャンゼリゼ管弦楽団のコンサートに行ってきました。古楽器を使って、作品が作られた当時の音楽を聴かせてくれる楽団です。演目はベートーベン交響曲第4番と7番でした。通常のオーケストラよりも大人しめの音色でしたが、楽しめました。

こちらは宿の近所にあったコロシアム。瓶のゴミをどこに捨てるのか?と宿のオーナーに聞いたところ、「アパートの前の道をずっと行くとコロシアムがあるから、それを過ぎた所」という返事。コロシアム?そんなのあるの?と行ってみた所、ありました。後で調べたら、紀元1世紀頃のものだそうです。近所にこんな遺跡があるなんて、ちょっと素敵ーと思ってしまいました。

最終日にTGVでリヨンから直接パリのシャルル・ド・ゴール空港へ。パリ市内の渋滞を避けて、快適な電車の旅でした。今度からパリ発着便の時はこれに限るかもです。

蛇足ですが、マラガ空港に行くタクシーの中にジャケットを忘れてきてしまいました。
リヨンは肌寒かったので、上着が必要で、ショッピングモールに買いに行きました。
大きなショッピングモールをぐるぐる探したのですが、気にいるものが見つかりません。
散々歩き回った後、結局、ユニクロで白のジャケットを買いました。
フランスでわざわざユニクロのジャケットを買う羽目になるとは、なんてこと!
ちょっと情けない気持ちになったのでした。

ここで今回の旅レポはおしまいです。長々とお付き合い、ありがとうございました。